感染防いで、観戦みんなで! J1清水エスパルス、収容人数拡大

 イベントの入場制限の緩和を受け、サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスは18日、県内Jクラブで初めて、スタジアムの収容人数を上限の50%の1万人まで引き上げて本拠地のIAIスタジアム日本平(静岡市清水区)で試合を行った。リーグ再開後の最多人数にはわずかに及ばなかったが、4487人が選手を後押しした。

ヴァウド選手(手前左)の先制点にスタンドから拍手を送る清水サポーター=18日午後、静岡市清水区のIAIスタジアム日本平
ヴァウド選手(手前左)の先制点にスタンドから拍手を送る清水サポーター=18日午後、静岡市清水区のIAIスタジアム日本平

 〔特集〕清水エスパルス(公式戦・話題)
 政府の決定に伴い、Jリーグは9月19日以降、従来の上限5千人から、スタジアム収容人数の50%への上限引き上げを可能とした。段階的な緩和として、清水は9月23日と10月10日の2試合を30%に当たる上限6千人で開催。安全性が確保されたことから、18日のサガン鳥栖戦での引き上げを実施した。試合は1―1で引き分けた。
 観客はマスクを着用し、ゲートで検温と消毒を済ませた上で入場。座席間隔は1席分になり、観客同士の距離はこれまでより近くなったが、毎試合来場しているという沼津市の女性(59)は「皆ルールを意識して観戦しているので不安はない」と語った。観客を出迎えた清水の山室晋也社長は「感染防止対策とルール徹底の呼び掛けを行いながら、生観戦の楽しさをアピールしていきたい」と話した。
 県内では他にJ3の藤枝MYFCがスタンドの座席の50%を使用した上で、25日に藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場で行うガイナーレ鳥取戦から芝生席も開放し、収容人数の拡大を図る。

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