J1清水エスパルス 宮本が初先発、苦境のチームに新風

 J1清水の宮本航汰(24)が9日のリーグ第15節広島戦で右サイドバックに入り、J1リーグ初先発初出場を果たした。チームは4失点で完敗し苦いデビュー戦となったが、「要所要所で通用するなと感じた」と個人では手応えをつかんだ。サイドバックは離脱者が相次ぐ中、2度目の5連敗で苦境に立たされたチームに新たな風を吹き込む。

9日の広島戦でJ1リーグ初出場を果たした清水の宮本=広島・Eスタ
9日の広島戦でJ1リーグ初出場を果たした清水の宮本=広島・Eスタ

 広島戦は持ち味のボールに関わるプレーで攻撃の組み立てに加わり、前線にも積極的に顔を出した。ただ、相手に押し込まれて最終ラインでの守備に追われる時間が長く、交代した後半31分までにチームは2失点。「新しく先発に入った選手が盛り上げなければいけなかった。責任を感じている」と試合後は反省の言葉を並べた。
 本職の中盤からサイドバックに挑戦して半年。「見る景色が変わるのですごく新鮮」と前向きに取り組み、エウシーニョらライバルの技術にも学びを得る。「得点に関わるプレーでアピールしたい」と先発した8月12日のルヴァンカップ鹿島戦では1ゴール。攻撃参加して中央のスペースに進入し、クロスを仕留める理想的な得点を生み出した。しっかりと結果を残し、リーグ戦の出番を待ち続けてきた。
 サイドバックは主力のエウシーニョとファンソッコの状態が万全でなく、石毛もけがで再離脱するなど選手層が薄い状況。中2、3日で試合が続く過密日程は存在を印象づけるチャンスでもある。「もっと自信を持ってプレーしなければ」。成長を実感しながら、ルーキーイヤー以来5年ぶりに復帰した清水での第一歩を踏み出した。

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