静岡新聞SPORTS

「強いエスパルス」再形成へ J1清水が新体制発表

(2020/1/15 08:02)
今季の健闘を誓う(手前左から)後藤、大熊GM、山室社長、クラモフスキー監督、奥井と(奥左から)栗原、鈴木、川本、エリック=静岡市駿河区
今季の健闘を誓う(手前左から)後藤、大熊GM、山室社長、クラモフスキー監督、奥井と(奥左から)栗原、鈴木、川本、エリック=静岡市駿河区

 J1清水は14日、静岡市内で2020年の新体制を発表した。オフに社長、チーム編成の実質的トップとなるゼネラルマネジャー(GM)、現場トップの監督の三役を一新。今季のクラブスローガンを、再形成を意味する「RE-FRAME」とし、プロ野球のロッテ社長から転身した山室晋也新社長は「強いクラブをつくる」と昨季からの巻き返しを誓った。
 昨季はリーグ戦最終節まで残留争いに苦しみ、目標に掲げたトップ5を大きく下回る12位に終わった。昨季のJ1を制した横浜Mでヘッドコーチを務めたピーター・クラモフスキー監督に再建を託す。新指揮官は「攻撃的でスピードのあるサッカーを見せる」と横浜Mに近いスタイルに取り組む考えを明かし、「横浜のトロフィーをここに持ってくる」と優勝を目指す決意を語った。
 横浜Mはハイプレスでボールを奪い、縦に速く展開する攻撃を武器とする。クラモフスキー監督は「選手一人一人にハードワークを求め、個人に頼らないチームづくりをする」と述べた。
 チームは15日に始動し、26日からは鹿児島市で春季キャンプを行う。
 今季の新加入選手は次の通り。
 (かっこ内は前所属)。
 ▽DF 岡崎慎(J1FC東京)奥井諒(J2大宮)ノリエガ・エリック(清水ユース)▽MF 鈴木唯人(千葉・市船橋高)▽FW 後藤優介(J1大分)川本梨誉(清水ユース)栗原イブラヒムジュニア(三菱養和SC)

 ■問われるクラブの力量 攻守の再構築急務
 「ファンがわくわくして誇りに思えるチームにする」とクラモフスキー監督は今季の展望を語ったが、昨季に抜群の得点力でチームを救い、ファンを沸かせたドウグラスは神戸に移籍。リーグワーストの69失点を喫した守備の立て直しも急務で、攻守の再構築に新指揮官の手腕が試されることになる。
 昨季、チーム得点数の約3割をたたき出したエースの穴をどう埋めるか。新監督は「才能のあるメンバー」と現有戦力に期待を掛ける。昨季7得点のMF西沢や2年前に10得点を挙げたMF金子らの奮起は欠かせない。
 守備陣は昨季センターバックの定位置を確保した二見がチームを去り、同じポジションのできるU-23(23歳以下)日本代表の岡崎をFC東京から獲得した。大熊新GMは「守備ができてボールも持てる、監督が望む選手」と高い評価を与える。クラブはブラジル人DFの獲得も目指していて助っ人との連係も鍵になる。
 大熊GMは「妥協せず最善を尽くす」と移籍市場が閉まる3月までさらに選手の補強を目指す考えを示す。クラモフスキー監督はクラブチームを指揮するのは初と未知数な部分があり、監督を支えるフロントを含めてクラブ全体の力も問われるシーズンになりそうだ。

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