静岡新聞SPORTS

J1清水が新社長正式発表 「3役」交代、新生エスパルス船出

(2019/12/28 08:23)

 J1清水は27日、左伴繁雄社長(64)が退任し、後任にプロ野球ロッテの元社長山室晋也氏(59)が就くことが内定したと発表した。1月14日のチーム新体制発表時に記者会見を行う。
 山室氏は三重県出身。立大卒業後、1982年に第一勧業銀行(現みずほ銀行)に入行。執行役員などを歴任し、14年にロッテ球団社長に就任。経営の黒字化や観客動員数の大幅増を果たした。
 プロ野球楽天の立花陽三社長がサッカーJ1神戸の社長を兼務する例はあるが、元プロ野球球団社長のサッカー界への転身は珍しい。
 退任する左伴社長は2015年の就任当初から営業面に注力し、事業規模の拡大に努めた。左伴社長は「組織の活性化には新陳代謝が必要。新社長のかじ取りで、新しいエスパルスをつくってほしい」と話した。

 ■「3役」交代 期待と不安
 J1清水は現場のトップの監督、チーム編成の実質的トップとなるゼネラルマネジャー(GM)に続き、社長の交代も発表した。「3役」が入れ代わる上、来季はエンブレムも刷新する。新生エスパルスの船出に期待と不安が交錯する。
 新社長に内定した山室氏はロッテ社長時代の2018年、主催72試合の観客動員数で約166万5千人の球団新記録を達成。清水は興行収入の伸び悩みの課題を抱えており、退任する左伴社長は「新しい仕掛けが期待できるのでは」と話す。
 一方、要職の一新に関係者からは不安の声も漏れる。クラモフスキー新監督の指揮官としての手腕は未知数。新GMの大熊清氏は豊富な経験を持つが、これまで清水とは縁がなかった。新たな顔触れで、「清水のスタイル」を一からつくり上げる作業が始まる。
 クラブは「新しい風を取り入れる必要がある」とのコメントを出したが、建て直しには時間がかかることが予想される。関係者は「フロントも現場も、しばらく我慢が必要になる」と指摘する。

話題の記事一覧

スポーツアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
試合がありません
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト