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清水エスパルス、ヘナト 攻守で存在感 川崎戦でゴール、真骨頂

(2019/8/30 17:03)
次節の鹿島戦に向けて調整するヘナトアウグスト(左)=三保グラウンド
次節の鹿島戦に向けて調整するヘナトアウグスト(左)=三保グラウンド

 J1清水エスパルスのブラジル人MFヘナトアウグスト(27)が攻守で圧倒的な存在感を放ち、上位浮上を狙うチームに欠かせない存在になっている。前節24日の川崎戦では一時勝ち越しとなるゴールを決め、勝ち点1の奪取に貢献。篠田監督は「攻撃に出ていく回数が増えている」と絶賛する。
 今季2点目となる川崎戦のゴールは守備を本職とするヘナトの真骨頂だった。相手DFの縦パスを狙い、自陣でインターセプト。いったんドウグラスに預けると、中央から猛然と敵陣に駆け上がった。再び球を引き取り、エリア内に持ち込んで右足を振り抜いた。指揮官は「相手の縦パスをかっさらい、カウンターを仕掛ける。狙い通りの得点だった」とうなずいた。
 ボールハンターとしての仕事ぶりは誰もが認める。ダブルボランチに入り、ピンチのにおいを嗅ぎ取り、球を奪う。ブラジル人らしい派手なテクニックとは無縁だが、鮮やかにボールを回収しスタンドの歓声を浴びる。
 激しい接触プレーでピッチをのたうち回ることも多く、ソックスを脱いだ両足は傷だらけだ。しかしそれは、ボール争奪戦に顔を出している証拠でもあり、調子のバロメーターの一つという。
 ヘナトは「毎試合、新しい傷が増えているが、うれしいことでもある。グラウンドで戦っている証しだから」と笑い飛ばし、「自分は100%のプレーしかできない性格。けがを恐れてはいない」と力を込める。
 ホーム戦の勝利後、1歳の長女とサポーターの前で「勝ちロコ」を踊るのが何よりの幸せという。「湿度が高く、ブラジルより暑い」という夏が過ぎれば、背番号22の輝きはさらに増しそうだ。

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