新生清水エスパルス 鮮やか逆転、白星発進 サッカーJ1リーグ

 サッカーJリーグ1部(J1)は27日、第1節8試合を行った。清水エスパルスは茨城県立カシマサッカースタジアムで鹿島アントラーズと対戦し、3―1で6年ぶりの開幕戦勝利を飾った。後半に先制を許したが、FWチアゴサンタナ(28)とFW後藤優介(27)の得点で勝ち越し、オウンゴールで加点した。

鹿島―清水 後半38分、ヘディングで勝ち越しゴールを決める清水・後藤(右)=カシマ
鹿島―清水 後半38分、ヘディングで勝ち越しゴールを決める清水・後藤(右)=カシマ
鹿島―清水 後半38分、勝ち越しゴールを決め、チアゴサンタナの祝福を受ける清水・後藤(14)=カシマ
鹿島―清水 後半38分、勝ち越しゴールを決め、チアゴサンタナの祝福を受ける清水・後藤(14)=カシマ
鹿島―清水 後半38分、ヘディングで勝ち越しゴールを決める清水・後藤(右)=カシマ
鹿島―清水 後半38分、勝ち越しゴールを決め、チアゴサンタナの祝福を受ける清水・後藤(14)=カシマ


①カシマ▽観衆9312人
清水 1勝(3)3(0―0 3―1)1 鹿島 1敗(0)
▽得点者【清】チアゴサンタナ(1)後藤(1)OG【鹿】荒木(1)

 【評】終盤に好機を確実に仕留めた清水が試合をひっくり返した。
 1点を追う後半33分、チアゴサンタナがゴール前で左足を振り抜き口火を切ると、5分後に後藤が頭で勝ち越し弾。43分にCKから鹿島のオウンゴールを誘って突き放した。
 失点はセットプレーからの1点にとどめ、鹿島に倍以上のシュートを打たれながら集中力を保って守り切った。前半に相手の決定機をGK権田が好セーブで防いだのも大きかった。

 ■攻撃的布陣で鹿島撃破
 試合終了の笛が鳴ると、観客制限で清水サポーターのいない敵地のスタジアムの静けさを清水の選手の雄たけびが打ち破った。先制点献上をものともせず、難敵鹿島から鮮やかに逆転勝利。「同点にできたことが鍵だった。難しい試合をものにすることができた」。初陣を最高の形で飾り、ロティーナ監督も納得顔だ。
 C大阪を昨季4位に導いた知将は、これまで見せていなかった新たな布陣を披露した。公開した練習試合で採用していた2トップではなく、最前線にチアゴサンタナを置き、2列目にディサロと中村、両サイドにカルリーニョスと中山を配置するより攻撃的な形。「よりボールを持って相手にダメージを与える」という指揮官の狙いは終盤に結実した。
 同点で迎えた後半38分。中盤から丁寧にパスをつないで左サイドに展開すると、クロスに途中出場の後藤が飛び込んだ。「ボールが来るのを信じて中に走った」。ゴール前の絶好の位置に入り、フリーでダイビングヘッドを突き刺した。
 16位とふがいない成績に終わった昨季からの巻き返しを期す今季。後藤は「勝利する姿を見せることができて良かった」とうなずく。先発メンバーの7人を新加入選手が占めたが、後藤ら既存の選手も意地を見せた。戦術の浸透とともに進む戦力の融合。新生清水がこれ以上ないスタートを切った。

 ■デビュー戦で チアゴ同点弾
 新加入のブラジル人FWチアゴサンタナがデビュー戦をゴールで飾った。ロティーナ監督も勝利のポイントに挙げた同点弾で早速チームに貢献した。
 後半33分、ペナルティーエリア内で中山からのボールを受け、「タイミングをとって相手の足が開いたところを狙った」とイメージ通りの左足シュートでネットを揺らした。
 最前線で球を収めて後方の押し上げを促し、守備でも労を惜しまなかった。ポルトガル1部リーグで実績を残した点取り屋は「清水のユニホームを着てピッチに立てて幸せ。もっとゴールを決めていけるように」と貪欲だ。

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