清水エスパルス ゴール前の精度に課題 J1リーグ第4節

 試合を通じて優勢だったのは清水の方だった。完敗した前節のC大阪戦から内容は一変。数多くの好機をつくり出した。だが、ゴール前の精度に課題を残し、最後はG大阪に振り切られた。クラモフスキー監督は開口一番、「勝つことができた」と悔しさを隠さなかった。

清水―G大阪 後半、ヘディングでゴールを決める清水・立田(左)=アイスタ日本平
清水―G大阪 後半、ヘディングでゴールを決める清水・立田(左)=アイスタ日本平
清水―G大阪 後半、シュートを阻まれる清水・カルリーニョス(10)=アイスタ日本平
清水―G大阪 後半、シュートを阻まれる清水・カルリーニョス(10)=アイスタ日本平
清水―G大阪 後半、ヘディングでゴールを決める清水・立田(左)=アイスタ日本平
清水―G大阪 後半、シュートを阻まれる清水・カルリーニョス(10)=アイスタ日本平

 立ち上がりから攻守の切り替えの素早さを見せ、ペースを握った。選手同士の距離感も改善され、テンポの良いパスワークから敵陣に押し込んだ。後半も優位は変わらず、セットプレーの流れから立田のヘディングで39分に追いついた。
 ただ、それまでにも同点にできる場面はあった。後半14分に後藤の献身的なプレスでボールを奪った絶好機も、カルリーニョスと金子のシュートはネットを揺らせなかった。中村は「勝ちに値する内容だったが、もっと点を取りきる力が必要」と課題を見つめる。
 クラブワーストを更新する開幕4連敗と、長いトンネルから抜け出せない。選手たちの好プレーを後押しした4131人の観客は、敗戦を告げるホイッスルにも拍手で健闘をたたえた。2失点したが守備のバランスは向上している。明るい兆しは見えただけに、次こそはサポーターの拍手を喜びに変えたい。
 

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞