静岡県勢センバツ絶望的 明誠無念の逆転負け 秋季高校野球東海大会準々決勝

 第73回秋季高校野球東海大会は25日、三重県のダイムスタジアム伊勢、四日市市営霞ケ浦球場で準々決勝4試合を行った。藤枝明誠(静岡1位)は岐阜第一(岐阜3位)に2-3で逆転負けを喫した。静岡県代表は第2日までに全て姿を消し、県勢の来春の選抜出場は厳しい状況になった。大会第3日は10月31日、準決勝の三重(三重1位)-中京大中京(愛知1位)、岐阜第一(岐阜3位)-県岐阜商(岐阜1位)を行う。

藤枝明誠―岐阜第一 力投する藤枝明誠の小林=ダイムスタジアム伊勢
藤枝明誠―岐阜第一 力投する藤枝明誠の小林=ダイムスタジアム伊勢


 ▽準々決勝(ダイムスタジアム伊勢第2試合)
藤枝明誠(静岡1位)
101000000―2
00100200×―3
岐阜第一(岐阜3位)
▽本塁打 岡本(岐)
▽二塁打 青木(藤)福井(岐)▽暴投 小林2(藤)
▽試合時間 2時間7分

 【評】藤枝明誠は主戦小林が5安打3失点と粘投したが、打線が援護できず、岐阜第一に逆転で敗れた。
 小林は直球がコースに決まり、切れのあるスライダーを織り交ぜて8三振を奪った。三回にソロ本塁打を浴びたものの、五回の2死満塁は無失点で切り抜けた。だが六回に内野安打2本と暴投で広げたピンチに逆転の適時二塁打を喫した。
 攻撃は10残塁。犠打を絡めて着実に好機をつくったが、あと一打が出なかった。

 ■小林 粘投も報われず
 再三の好機をつくったが本塁が遠かった。藤枝明誠は安打数で上回りながらも流れをつかみ切れず、岐阜第一に逆転で敗れた。前日に県勢2校が敗退。光岡監督は「県代表として何とかしたい気持ちはあったが、勝たせてあげられず申し訳ない」と肩を落とした。
 エース小林の腕は振れていた。県大会後に磨きを掛けた直球の切れと制球がさえ、武器のスライダーで8三振を奪った。三回は外角低めに決まったはずのスライダーで被弾した。「相手を褒めるしかない」と指揮官。だが六回は下位打線に不覚を取った。「投げた瞬間、まずいと思った」と小林。1球の失投が勝敗を分けた。
 中盤の好機にあと一押しできていれば、展開は違っただろう。相手の主戦阪口は逆転に気を良くし、尻上がりに調子を上げた。明誠打線は形勢を挽回できなかった。主砲で主将の川瀬は「チームが苦しい時に打てない4番は必要ない」と自分を責めた。小林も「勝てる投手じゃなかったということ」と敗戦を正面から受け止め、「甲子園のチャンスはあと1回。夏は譲れない」と奮起を誓った。

 ■25日の結果(準々決勝)
岐阜第一3―2藤枝明誠
中京大中京7―0海星(7回コールド)
県岐阜商7―0東邦(8回コールド)
三重7―0至学館(8回コールド)

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