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開誠館の猛反撃 城西奮投、振り切る 2020夏季静岡県高校野球大会決勝 浜松開誠館―聖隷クリストファー

(2020/8/3 08:33)
浜松開誠館―聖隷クリストファー 最後の打者を打ち取り喜ぶ聖隷クリストファーの主戦城西(中央)と捕手大橋(中央奥)ら=草薙球場
浜松開誠館―聖隷クリストファー 最後の打者を打ち取り喜ぶ聖隷クリストファーの主戦城西(中央)と捕手大橋(中央奥)ら=草薙球場

 優勝の先に甲子園はない。それでも聖隷クリストファーナインは勝利の瞬間、マウンドで喜びを爆発させた。昨秋は県4位。悔しさを原動力に「県トップを取る」という目標だけを目指してきた。主将の山口は「全国で1番練習してきた自信がある」と胸を張った。
 捕手大橋は言う。「派手な選手は一人もいない。技術、能力も8強ではビリ」。卑下しているわけではない。それでも勝てる野球を追求してきた。安打数で上回った浜松開誠館に「気持ちで勝った」と誇らしげだ。
 浜松商や掛川西を、春夏通算8度の甲子園に導いた上村監督が就任して3年目。相手の心理を読み、裏をかく。「考える野球」を3年生が体現し、結果を出した。打てなければ四死球をもぎ取って、足で揺さぶる。大橋は「4番だけど自分の役目は長打じゃない。相手の嫌なことをすること」と今大会で5死球と体を張った。
 エース城西は、開誠館の猛反撃を受けても動じなかった。昨秋の敗戦後は練習試合で打ち込まれては落ち込んだ。だが「要所を締めればいい」と発想を転換。持ち前の制球力を武器に、走者を背負うと集中力を増した。最終回、1点差に迫られてなお2死一、二塁の場面で渾身(こんしん)の直球を投げ込んだ。左翼に飛球が上がった瞬間、「自分の気持ちが勝った」と心で叫んだ。

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