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目に死球、視力低下…韮山高の清野、背番号20でベンチに 静岡

(2019/7/8 08:14)
チームメートと談笑する韮山の清野(中央)=草薙総合運動場
チームメートと談笑する韮山の清野(中央)=草薙総合運動場

 韮山3年の清野は視力の低下によりプレーはできないが、背番号20を付けてベンチ入りする。データ分析やノッカーなどを担う。「選手一人一人の状態を見ながら責任を持って戦う」と、裏方としてチームを支える。
 小4で野球を始め、三島中郷西中から韮山に進学。主に内野手として練習に励んでいたが、1年夏の紅白戦で左目に死球を受けた。練習に復帰するが翌年の2月ごろから見えにくくなり、網膜剝離と診断された。手術後も視力は戻らず、視界にゆがみがあるためプレーは危険と判断して2年春に選手を諦める決断をした。清野は「とても苦しかったが、受け入れてくれた仲間や監督に感謝している」と振り返る。
 その後はデータ分析に注力。相手バッテリーの配球や内外野の守備位置などを細かく確かめ、チームメートが打席に入る前に助言する。塩谷主将は「データの正確性が高く、私生活もしっかりしていて信頼できる」と太鼓判を押す。武井監督も「チームに安定感をもたらしてくれている」と評価する。
 清野は6月下旬、今大会メンバー外の3年生の引退試合で代打に立ち、左前安打を記録した。「うれしくて涙が出た。いい意味で区切りを付けられた」。40人以上いる部員の中で背番号をもらった責任を感じている。「秋や春の大会とは雰囲気が全く違う。一戦一戦、勝利を目指したい」と最後の夏に臨む。

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