静岡県高校新人大会 サッカー/静岡学園3年ぶり頂点

 静岡県高校新人大会は23日、サッカー男子決勝を草薙陸上競技場で行った。静岡学園が2-0で藤枝東を下し、3年ぶり16度目の優勝を飾った。藤枝東の3連覇はならなかった。

静岡学園―藤枝東 後半19分、先制ゴールを決める静岡学園・松永(9)。古川(10)が放ったシュートのこぼれ球を押し込んだ=草薙陸上競技場
静岡学園―藤枝東 後半19分、先制ゴールを決める静岡学園・松永(9)。古川(10)が放ったシュートのこぼれ球を押し込んだ=草薙陸上競技場

 静岡学園は後半19分に松永颯太のゴールで先制し、37分に持山匡佑が追加点を挙げた。
 

 ▽男子決勝
 静岡学園 2(0―02―0)0 藤枝東
 ▽得点者【静】松永(なし)持山(なし)

 【評】静岡学園が勝負強さを発揮し、藤枝東を振り切った。
 前半は一進一退の攻防が続いたが、後半は静岡学園が主導権を握った。個人技を生かして両サイドから押し込み、19分に松永、37分に持山がそれぞれこぼれ球に詰めてネットを揺らした。
 藤枝東は前半の好機を逃したのが響き、徐々に中盤の攻防で後手に回った。
 

 ■静岡学園 古川2ゴール演出
 静岡学園の2得点はいずれも、左サイドのドリブラー古川の強烈なシュートから生まれた。GKのはじいた球をトップ下の松永が後半19分に、1トップの持山が37分に押し込んだ。
 攻撃陣が勝負どころで輝きを放ち、藤枝東の3連覇を阻止。10番を背負う古川は「優勝できて良かったが、自分たちはもっと追求できる」、2点目の持山は「これで終わりではない。総体も選手権も優勝したい」と声を弾ませた。
 準決勝に続き、静岡学園は決勝でも7枚の交代カードを1度も使うことなく勝ちきった。新人戦を「基盤づくり」と位置付けたベンチは、チームの軸に成長してほしい選手たちに「1試合をフルに戦い抜く経験」をさせたかったという。
 年明けに御殿場市内で行われた親善大会でも、全国の強豪を次々に破って優勝した。今大会を指揮した斉藤コーチは「難しい状況でも、粘り強く戦うことができるようになっている。良い基盤ができた」と納得の表情をのぞかせる。
 年代別日本代表に入る選手がベンチを温めるほど、今年も選手層は厚い。斉藤コーチは「まだまだ面白い選手がいる。キーワードは向上心」とにやり。全国制覇に向け、再び始まるチーム内競争をあおった。
 

 ■藤枝東 3連覇ならず
 3連覇を狙った藤枝東だったが、後半に失速した。「前半は悪くなかったが、後半は(全体が)引いてしまった」と小林監督。静岡学園にボールを支配された。守備陣の奮闘も実らずシュートのこぼれ球を拾われて2失点した。
 主将のMF恒岡は試合前から後半10分までに交代することが決まっていた。準決勝の清水桜が丘戦(21日)で右膝を負傷。主治医から「50分間限定」での出場を言い渡されていた。前半終了間際に右クロスからFW中村朔が頭でシュートを放ったが、恒岡が出場している時間にリードできなかったのが痛かった。恒岡がピッチを去った5分後、静岡学園に先制された。
 「今日は完敗。決めきることができないとこのような展開になる。守備力、運動量を上げ、みんながボールに関われるようなチームになりたい」と恒岡は課題を挙げた。


 

いい茶0
メールマガジンを受信する >