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静岡学園V、サッカー王国復活の足掛かり 全国高校サッカー

(2020/1/14 07:44)

 攻撃的スタイルを掲げる静岡学園が初めて全国舞台に上がり、高校サッカー界に衝撃を与えたのは43年前。4-5で浦和南(埼玉)に敗れた決勝は今も、大会史上屈指の名勝負としてオールドファンの語り草になっている。当時のスタイルそのままに、技巧派集団が再び鮮烈な印象を残して初の単独日本一に輝いた。
 2点を失った後、見せ場は訪れた。ドリブルで仕掛け、パスをつなぎ、王者青森山田を翻弄(ほんろう)した。2点のリードを守り切れず、鹿児島実と優勝を分け合った24年前とは逆の展開に。劇的に試合をひっくり返してみせた。試合後、阿部健人主将は充実感たっぷりに言った。「静岡の歴史を変えることができてうれしい」
 静岡県勢は4年連続の初戦敗退が続いていた。日本一は静岡学園の24年前にさかのぼる。今大会4強入りを決めた試合後、川口修監督は勝つことの難しさを口にしていた。「全国に出場できるのは4、5年に1度。さらに何人かの良い選手が出た時に、うまくいけばこうした舞台に立てる」。有望株がそろっていたとしても、「うまくいけば」の条件付き。本県代表が自動的に優勝候補に挙がる時代は終わった。
 1993年のJリーグ開幕などをきっかけに優秀な指導者が全国に分散し、地域格差はほぼ無くなった。サッカー王国復活への道のりは険しいが、県協会の服部康雄専務理事は「県内の多くの指導者が勇気づけられたのではないか」と24年ぶり快挙の意義を語る。
 本年度は国体少年男子で静岡県代表が8年ぶりに、全日本高校女子選手権で藤枝順心高も日本一に。のろしは上がった。

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明治安田J1

◇第9節 1回戦
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名古屋 6 - 2 浦 和 (終了)
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