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FW池口2戦連発、完全復活 全日本高校女子サッカー

(2020/1/13 07:49)
藤枝順心―神村学園 後半15分、ゴールを決める藤枝順心の池口(左)=神戸・ノエスタ
藤枝順心―神村学園 後半15分、ゴールを決める藤枝順心の池口(左)=神戸・ノエスタ

 藤枝順心のセンターフォワード池口が、最後の試合で完全復活を遂げた。後半15分、右サイドで相手との競り合いを制して抜き去り、そのまま右足を振り抜いた。「中に味方が見えた。上げたクロスがそのまま入った」。池口の蹴ったボールは、相手GKの手をはじいてゴール左隅に吸い込まれた。
 前回大会、昨年1月3日の常盤木学園(宮城)戦。開始早々に右膝前十字靱帯(じんたい)を断裂した。復帰の照準を1年後の選手権と定め、懸命にリハビリしてきた。多々良監督は「この大会にもう一度出場するために頑張った。努力のたまもの。他の選手もそういう姿を見てきた」とチームメートも奮起させた。
 今大会は3日の宇都宮文星女(栃木)との1回戦で復帰弾。7日の修徳(東京)との準決勝でも先制点を決めた。「自分が点を奪うことで、同じけがをした人に勇気を与えたかった」と、5試合3得点の原動力を明かした。6日の日ノ本学園(兵庫)との準々決勝で左膝靱帯を痛めて離脱したDF井手らへの思いでもある。
 決勝点に加え、初のフル出場。優勝の瞬間をピッチで迎えた。苦しかった1年を乗り越えた先に、有終の美が待っていた。

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