中3後藤ゴール、ユース勢が奮闘 ジュビロ磐田・鹿児島キャンプ
J2ジュビロ磐田のトップチームの春季キャンプに帯同している磐田ユースの選手たちが、貴重な経験を積んでいる。6日のJ1清水エスパルスとの練習試合(45分×3本)に6人が出場。中学3年ながらユースで活動しているFW後藤啓介がゴールを決めるなど、J1相手に堂々としたプレーを見せた。

清水戦の3本目30分から出場した186センチの長身中学生が存在感を示した。34分、磐田のCKからこぼれた浮き球を後藤が右足で合わせ、ライナー性のシュートをゴールネットに突き刺した。昨年はU―16(16歳以下)日本代表に選ばれた逸材が、J1相手に点取り屋としての能力を示した。
鈴木監督は「(練習試合の)3本目はユースの選手がほとんどになったが、(攻撃の)形はつくれていた。彼らにとっても良いゲーム体験になったのでは」と話した。後藤の他にもMF西村やFW辻が惜しいシュートで相手ゴールを脅かした。
磐田ユースは例年、有望選手数人をトップチームの春季キャンプに送り込む。今年は3班に分かれて鹿児島入り。大学進学が決まっているGK西沢を含む8人が参加した。昨年は高校2年だったDF鈴木海が参加し、3年に進級した直後にプロ契約を結ぶなど、トップ昇格へ貴重なアピールの場になっている。