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ジュビロ磐田 J2再降格(下)新人ゼロ、世代交代後手

(2019/12/8 14:12)
残留争いの中で成長を続けた磐田の藤川(左)=11月2日、静岡市清水区のIAIスタジアム日本平
残留争いの中で成長を続けた磐田の藤川(左)=11月2日、静岡市清水区のIAIスタジアム日本平

 終盤の残留争いで、ジュビロ磐田にわずかな希望が見えた。プロ3年目のMF藤川虎太朗の奮闘だ。9月28日の大分トリニータ戦でリーグ戦初出場。11月2日の清水エスパルス戦は初得点を決めた。
 藤川起用は8月に就任したスペイン人のフベロ監督の抜てきだった。序盤は若手が出場機会に恵まれず、東京五輪を狙う4年目のFW小川航基(J2水戸ホーリーホック)ら期待の選手は他クラブへ期限付き移籍した。チームの低迷とともに、若手選手の育成は後手に回った。
 さらに今年の新人選手はゼロ。来年は3人が内定しているが、他クラブとの争奪戦となった有望選手は獲得できなかった。世代交代がさらに遅れれば、低迷から抜け出すことは困難になる。
 フベロ監督が指揮した今季終盤、ピッチで戦っていたのは、チームに愛着を持つ磐田ユース出身者が多かった。磐田の小野勝社長は「予算が限られる地方クラブは育成年代に力を注ぐことが欠かせない。将来的にはスクール出身者を日本代表に送り込みたい」と話す。クラブは苦戦続きの新人獲得に対抗するため、中学、高校年代の下部組織の選手を強化する育成重視型への路線転換を描く。
 磐田ユースは昨年から高円宮杯U―18(18歳以下)プレミアリーグに参戦。残留争いを強いられつつも全国のトップチームとしてたくましく戦っている。だが、すぐにトップチームの成績に結び付くわけではない。成果を出すには時間が必要だ。

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