ジュビロ磐田連勝、福岡止める J2リーグ第30節

 明治安田J2リーグは1日、各地で第30節の11試合が行われ、磐田は前節首位の福岡を2―1で破った。

磐田―福岡 前半41分、先制ゴールを決め喜ぶ磐田・中川=ヤマハスタジアム
磐田―福岡 前半41分、先制ゴールを決め喜ぶ磐田・中川=ヤマハスタジアム


(2)ヤマハ(1勝1敗)▽観衆3717人
磐田 11勝11分け8敗(44) 2(1―0 1―1)1 福岡 18勝5分け7敗(59)
▽得点者【磐】中川(1)小川航(9)【福】遠野(8)

 【評】磐田が福岡の反撃を振りきった。
 前半は福岡のロングボールを跳ね返せず、押し込まれた。4分、バックパスを奪われ、連続してシュートを打たれた。その後も相手ペースだったが、41分に遠藤のFKから中川が決めて先制した。
 後半5分、小川航が決めてリードを広げた。37分に遠野に得点を許すなど終盤は福岡の猛攻を受けたが、粘り強く耐えた。試合終了間際に速攻から中野、ルキアンがシュートしたが、決められなかった。

 ■中川プロ初得点 遠藤FKを先制ヘッド
 磐田が15戦負けなしだった首位福岡を止めた。ロングボールを多用する相手の攻撃と激しい球際に苦しんだが、元日本代表MF遠藤のFKで形勢を逆転させた。右サイドからのキックを遠いサイドに送り、DF中川が頭でたたき込んだプロ初得点が、どうしても欲しかった先制点となった。「遠藤選手から完璧なボールが来た。練習からいいボールだなと思っていた。来ると信じていた」と中川は遠藤に感謝しきりだった。
 今季加入した中川は前節までベンチに入ることもなかった。右膝を負傷して今季中の復帰が絶望的になった今野に続き、大井も負傷で福岡戦に間に合わなかった。さらに試合開始早々に大武が右膝を痛め、わずか6分で交代。センターバック3人の負傷で急きょ巡ってきた出場機会を逃さなかった中川は「球際と空中戦の強さという自分の特長をもっと伸ばさなければいけない」とこつこつと練習で取り組んできた成果を生かし、ラッキーボーイとなった。
 鈴木監督は「苦しい状況でヒーローが出てきたのはチームにとってプラス」と胸をなで下ろした。遠藤加入後は4勝2分けと6戦負けなしで今季3度目の連勝。だが、次節4日に徳島も倒さなければ、ここまでの巻き返しは水の泡となる。

 ■小川航 追加点
 FW小川航が、磐田戦を視察した日本代表と東京五輪男子代表を兼務する森保監督へのアピールに成功した。1―0の後半5分、MF大森がドリブルで仕掛け、右サイドのMF松本へ。ラストパスを受けた小川航は「シュートも打てていなかったので、五分五分でも打とうと決めていた」と右足を振り抜いた。ボールは相手に当たってゴールに吸い込まれ、10月4日の京都戦以来、6試合ぶりの得点となった。
 期限付き移籍した昨季のJ2水戸を指揮した福岡の長谷部監督の前で決めた得点に「いいものを見せられた」と話したが、敵将は「ファウルを取るのがうまい選手だし、判定はどうだったのか」と小川航を倒してFKを与え、先制された場面の方を悔しがった。

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