7戦中5戦ドロー ジュビロ磐田、修正不可欠 J2第19節

 磐田はJ1自動昇格圏の長崎との勝ち点差9を縮めることができなかった。前半は相手に決定機で上回られながらも守備陣が踏ん張り、反撃に出た後半は11本のシュートを放った。だが、枠を捉えられない遠目からのシュートがほとんどだった。最後まで相手の守備を崩せず、9日の水戸戦に続くスコアレスドローに終わった。

長崎―磐田 後半、競り合う磐田・上原(右)=長崎・トラスタ
長崎―磐田 後半、競り合う磐田・上原(右)=長崎・トラスタ

 敵将の手倉森監督は「締まったゲームができた」と振り返ったが、追う立場の磐田としては、勝利への執着心で相手を圧倒したかった。それでもフベロ監督は「大事な試合だと選手に伝えた試合で引き分けは満足できないが、手応えはあった。(シーズン折り返しまで)あと2試合。まだ諦める段階ではない」と内容には満足した。
 後半5、34分と直接狙ったFKを惜しくも決めることができなかったMF上原は「CKも含めてセットプレーがチャンスになると思っていたが、そこで得点を奪えなかった」と苦しい試合で武器にならなかったことを悔やんだ。最近7試合負けなしだが、5試合が引き分けという現実。次節の栃木戦は19日。巻き返しを期す今後に向け、しっかりとした修正が求められる。

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