今季ホーム初黒星 大森が仕掛けるも連動せず J2リーグ第7節・磐田

 前半22分までに奪われたリスタートからの2点が重くのしかかった。反撃に転じた磐田だが、守りを固める徳島守備陣を崩すのには困難を極めた。ホームでは今季5戦目で初黒星を喫した。

磐田―徳島 前半、磐田・大森(奥左)が果敢にゴールを狙うが相手の守備に阻まれる=ヤマハスタジアム
磐田―徳島 前半、磐田・大森(奥左)が果敢にゴールを狙うが相手の守備に阻まれる=ヤマハスタジアム

 シュートは15本と相手の倍以上を放ったが、決めきれなかった。前半44分、CKからFW小川航が頭で放ったシュートは枠をとらえたが、GKに阻まれた。後半も攻めたが、「徳島にしっかり守られた。決定力が足りなかった」とフベロ監督。6月28日の京都戦、15日の福岡戦に続き、ボールを支配しても先制されると単調な攻撃を最後まで続けて無得点に終わる。徳島戦も、まさに今季の負けパターンだった。
 攻撃に変化を加えようとしたのはMF大森だった。縦への速いパスやドリブルで相手の意表を突いたが、味方と連動しなかった。「自分が2、3人引きつけてスペースをつくりたかった。サポートをもっと増やさなければならなかった」と大森は反省点を挙げた。後半44分、途中からボランチに入ったMF山田の仕掛けからFW中野、FWルキアンと連続してシュートを放った。ただ、劣勢の中、大胆に攻める場面は少なかった。

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