ホンダFC、4強の壁厚く サッカー天皇杯

 サッカーの第100回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、静岡新聞社など共催)第8日は23日、ノエビアスタジアム神戸などで準々決勝2試合が行われ、アマチュアシードのホンダFCは0-3で徳島に敗れた。

徳島―ホンダFC 前半、相手選手に突破を阻まれるホンダFC・佐々木(24)。10は古橋=神戸・ノエスタ
徳島―ホンダFC 前半、相手選手に突破を阻まれるホンダFC・佐々木(24)。10は古橋=神戸・ノエスタ


 ▽準々決勝
徳島(J2) 3(1―0 2―0)0 ホンダFC(アマチュアシード)
 ▽得点者【徳】鈴木2、岩尾(PK)

 【評】ホンダFCは徳島に力負けした。序盤から相手にボールを支配され、守勢に回った。前半42分にカウンターを浴びて先制を許し、後半5分にも速攻を許して失点。後半14分にPKでダメ押しの3点目を奪われた。
 攻撃陣は最後まで突破口を見つけるのに苦心した。佐々木のシュートがポストに嫌われるなど、少ない好機を生かせなかった。
 
 ■3失点J2王者に完敗
 前回大会に続く番狂わせは起こせなかった。J2を制した徳島の分厚い壁にはね返され、ホンダFCの選手はぼうぜんとした表情でピッチを後にした。「プロを越えるアマチュアであれ」と唱え続けてきた井幡監督は「ボールを持たせてもらえず、完敗だった」と潔く敗戦を受け入れた。
 丁寧にパスをつなぐチーム同士の一戦で、ホンダは後手に回った。前半42分に自陣奥深くのスローインを相手に奪われ、ショートカウンターを浴びて失点。後半5分には徳島のサイド攻撃に対応できず、鮮やかにネットを揺らされた。
 今季は5連覇を狙った日本フットボールリーグ(JFL)で4位止まり。チームは目標の「天皇杯優勝」に向けて気持ちを切り替えたが、札幌、徳島、浦和のJリーグ勢を3連破した昨年のような勢いはなかった。「もう一つ越えなければいけないものがある。今日の負けで何かを感じてくれたら」。今季限りで退団する井幡監督はオンライン取材を通して選手にメッセージを残した。
 ホンダの関係者によると、来季はプロ契約を結ぶ監督や選手がチーム内に一人もいなくなるという。アマチュアサッカー界をけん引してきた名門の真価が問われる1年になる。

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