<静岡県市町駅伝>牧之原・桜井選手 高校最後の力走、悔いなし

 牧之原市はけがから復活し、6回目の出場を果たした桜井健人選手(17)=常葉大菊川高3=が高校生活最後のレースを悔いなく走りきった。

桜井選手(右)をねぎらう飯田監督=草薙陸上競技場
桜井選手(右)をねぎらう飯田監督=草薙陸上競技場

 桜井選手は7月に行われた5000メートルのレース中に他の選手と接触し、右足首を捻挫、左手の小指を骨折した。自己ベストが狙えるほど調子が上がっていただけにダメージは大きかった。学校への送迎や励ましなど家族の支えで乗り越えられたという。
 5キロ以上を走るのは1年ぶり。目標のタイムには届かなかったが「最低限の走りはできたし、楽しめた」と振り返った。競技にはいったん区切りを付け、今後は趣味として関わっていく。
 飯田賢悟監督(68)=市体協=は「新しい道に向けて勉強を頑張ってほしい」とエールを送った。

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