上位へ若手育成とチーム力強化　Ｊ３アスルクラロ沼津新体制発表

　Ｊ３沼津は１９日、三島市内で今季の新体制を発表した。高卒２、大卒４、移籍４人とバランス良く新戦力を加え、若手育成とチーム力強化の両輪で上位を狙う。就任２年目の今井監督は昨季のスタイルを継続し「試合数以下の失点と倍以上の得点を目指す」と力強く述べた。
　高いボール支配率でパスをつなぐのが沼津のスタイル。中心的存在だったＭＦ普光院がＪ２秋田へ移籍し、新加入選手に期待がかかる。後継に予想される瓜生は昨季のＪＦＬＭＶＰ。「ボールに触りながらリズムをつくるのが得意。自分のプレーが出せれば必ず力になれる」と自信を見せた。
　昨季は１２勝５分け１７敗で１２位に終わった。総得点３６は１８チーム中１５位。得点力向上のため、ＦＷには４人の新戦力を迎え入れた。沼津ユースから初めてトップチームに昇格した杉本（伊豆の国市出身）は「全力でプレーする姿を見せ、地元の子どもたちが憧れるような活躍がしたい」と闘志を燃やした。
　新加入選手は次の通り（かっこ内は前所属）。
　ＧＫ　野村政孝（熊本）西川駿一郎（京都産業大）▽ＤＦ　川前陽斗（飯塚高）篠崎輝和（産業能率大）▽ＭＦ　瓜生昂勢（ヴェルスパ大分）北龍磨（関東学院大）▽ＦＷ　杉本大雅（沼津Ｕ１８）高橋潤哉（山形）ハディ・ファイヤッド（岡山）伊藤龍生（鹿屋体育大）