異色の長身ボクサー バンタム級全日本新人王に 伊東の冨田さん

 伊豆ボクシングジム(伊東市)の冨田風弥(22)=同市=が、プロボクシングの全日本新人王決定戦(2月21日、東京・後楽園ホール)バンタム級で優勝した。西軍代表として、アマ経験豊富な東軍代表の須藤龍揮(RK蒲田)に3-0で判定勝ち。同ジムからは初の新人王となった。

ボクシングバンタム級の全日本新人王に輝いた冨田=伊東市の伊豆ボクシングジム
ボクシングバンタム級の全日本新人王に輝いた冨田=伊東市の伊豆ボクシングジム

 冨田は同階級(53・52キロ以下)では異色の181センチの長身ファイター。右利きながらサウスポースタイルで、長いリーチと右の強打を生かして打ち合う。
 試合は1回こそ、距離をとる須藤を攻めあぐねたが、2回50秒過ぎに左ストレートからの右フックでダウンを奪った。最終4回は連打をまとめて押し切り、「ダウンを奪った場面は練習通り。その後はKOを狙って大振りになってしまったが、一つの目標を達成できた」と喜んだ。
 熱海高1年時に同ジムに入会した時は1年で退会。卒業後は父の建築会社に勤めた。だが、就職1年目の夏に「大学などで目標に向かって頑張る友人と比べ、何となく生活している自分に焦った。何かに夢中で打ち込みたい」とボクシングを再開した。19年は中日本新人王予選1回戦で敗退したが、昨夏からは山口裕司会長(42)と毎朝午前4時半から体力強化に励んできた。
 今回の優勝で日本ランキング入りを果たし、今後は日本王者や東洋太平洋タイトルへの挑戦を目標に据える。競技歴が浅く荒削りな分、伸びしろは大きい。「むやみに前に出て相手のパンチをもらうことが多い。身長差とリーチを最大限生かせるスタイルを確立したい」と意気込む。

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