伊藤(浜名湖SS)女子背泳ぎ3冠 競泳・静岡県短水路選手権

 競泳の全国JOCジュニア五輪杯春季大会県予選を兼ねた第35回静岡県短水路選手権(県水泳連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)は27日、県富士水泳場で開幕し、女子の52種目を行った。15歳以上背泳ぎの伊藤亜香利(浜名湖SS)が3冠に輝き、100メートルと200メートルで大会新をマークした。

15才以上女子背泳ぎ100メートル、200メートルを大会新で優勝した伊藤亜香利(浜名湖SS)=県富士水泳場
15才以上女子背泳ぎ100メートル、200メートルを大会新で優勝した伊藤亜香利(浜名湖SS)=県富士水泳場
11~12才女子100メートルバタフライ 大会新の1分3秒15で優勝した戸塚日南子(伊東SS)=県富士水泳場
11~12才女子100メートルバタフライ 大会新の1分3秒15で優勝した戸塚日南子(伊東SS)=県富士水泳場
15才以上女子背泳ぎ100メートル、200メートルを大会新で優勝した伊藤亜香利(浜名湖SS)=県富士水泳場
11~12才女子100メートルバタフライ 大会新の1分3秒15で優勝した戸塚日南子(伊東SS)=県富士水泳場

 11~12歳バタフライの戸塚日南子(伊東SS)は2種目を制し、100メートルで大会新。15歳以上自由形の松永爽羽(とこはSS)は50メートルで25秒19の県新記録を樹立した。
 新型コロナウイルスの感染防止のため今大会は2日間開催に変更となり、男子種目は28日に行う。標準記録を突破した選手は東海ブロック通信大会(3月27、28日・浜松市総合水泳場)に出場する。

  ◇女子◇
 【11~12歳】
 ▽100メートルバタフライ ①戸塚日南子(伊東SS)1分3秒15=大会新
 【13~14歳】
 ▽400メートル自由形 ①高遥香(とこはSS)4分17秒94=大会新
 ▽100メートルバタフライ ①大沢千依(袋井SC)1分1秒22=大会新
 【15歳以上】
 ▽50メートル自由形 ①松永爽羽(とこはSS)25秒19=県新
 ▽100メートル背泳ぎ ①伊藤亜香利(浜名湖SS)1分0秒03=大会新
 ▽200メートル背泳ぎ ①伊藤亜香利(浜名湖SS)2分8秒28=大会新

 ■スピード復調 手応え
 背泳ぎの伊藤(浜名湖SS)が堂々の3種目制覇。勝って当たり前のレースで大会新を連発した本県競泳界のホープは「課題だったスピードが戻ってきた。今後につながるレースだった」と手応え十分の表情だ。
 強化中のバサロキックで周囲を引き離した。苦しいところでもう一踏ん張りできる精神力とスタミナが武器。自己記録を更新したのは50メートルだけだったが、「課題を見つけ、克服する」の繰り返しが実を結びつつあると感じている。
 得意は200メートル。湖西鷲津中時代は全中で2位に入り、磐田農高入学後も着実に成長を続ける。1年時に全国総体で5位、国体少年女子Bで2位に。昨年はさまざまな全国大会が中止となったが、代わりの高校47都道府県通信大会では2年生ながら頂点に立った。
 浜名湖SSの菊地コーチは「きれいな泳ぎでもダイナミックな泳ぎでもないが、目標をしっかり持って練習に取り組む意識の高さは他の子に比べて秀でている」と目を細める。
 最上級生で迎える今夏は全国総体優勝の期待が掛かる。伊藤は「もちろん優勝したいけれど、それより日本選手権の決勝の舞台で早く戦えるようになりたい」ときっぱり。視線はもっと上に向けられている。

 ■戸塚(伊東SS)自己新V 50、100バタ
 11~12歳バタフライの戸塚(伊東SS)は50メートルと100メートルいずれも自己新記録で優勝した。「うれしい。(大会新の)100メートルはタイミング良く泳げた」と顔をほころばせた。
 昨秋、長水路の100メートルで県学童記録を樹立した。水しぶきの少ない滑らかな泳ぎが持ち味だ。
 父雅晴さんは伊東高で水泳を指導する。全国レベルで活躍する父の教え子たちに幼い頃から影響を受け、今は「調子が良い時を忘れないように。悪い時に見返せるように」と水泳ノートを毎日つけているという。
 雅晴さんは「急がず、焦らず。長く競技を続けてくれれば」と温かく見守るが、本人は「来年は中学生。1年生で全中に出場したい」と目を輝かせた。

 ■静岡で最後に恩返し
 松永爽羽の話 (女子50メートル自由形で県新記録を出し)調子が良かったので狙っていた。大学進学で4月から静岡を離れるので、コーチに最後に恩返しができて良かった。大学でさらに強くなりたい。

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