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元甲子園準V投手がチームもり立て ヤマハのマネジャー伊藤さん

(2020/11/20 14:00)
ヤマハ野球部のフェリペ・ナテル投手(左)と談笑する伊藤直輝さん=磐田市松之木島の豊岡球場
ヤマハ野球部のフェリペ・ナテル投手(左)と談笑する伊藤直輝さん=磐田市松之木島の豊岡球場

 東京ドームで22日に開幕する社会人野球の都市対抗大会。2年連続41度目出場のヤマハ(浜松市)は27日に初戦を迎える。準備に奔走するマネジャーの伊藤直輝さん(29)は2009年夏の甲子園で準優勝した当時の日本文理高(新潟県)のエース。昨年6月に現役を引退し、今年からマネジャーとして独り立ちしたばかりだが持ち前の明るさで、チームをバックアップする。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で多くの公式戦が中止になる中、今季の集大成を都市対抗にぶつけるヤマハ。伊藤さんは「いい環境のもとで選手が野球をやってくれることが一番」と感染症対策に細心の注意を払う。
 伊藤さんは高校時代に新潟県勢として初めて夏の全国選手権決勝進出を果たし、後に広島入りした堂林翔太選手を擁する中京大中京(愛知)と激闘を演じた。故郷新潟の熱狂はもちろん、全国の高校野球ファンにも鮮烈な印象を残した。
 卒業後は東北福祉大に進み、プロを目標にした。順風満帆とはいかず、大学3年の冬に右肘を傷め、4年の7月に手術。それでも必要としてくれたヤマハに恩義を感じ、選手としての貢献を目指してきた。昨年、マネジャー就任を打診された際はやはり寂しさを覚えたが、「求められることをやることで成長する機会になる」と未練を断ち切った。
 スケジュールの調整や宿泊手配、道具の注文など仕事に追われる日々だが、「必要とされるとうれしくなる性格」と笑う。甲子園準優勝投手として注目されるようになってからは、人からどう見られるか、相手の受け止めを気にしながら生きてきた。選手としてはそれが重荷になった時期もあるが「マネジャーという立場では生かせている」と言う。「選手では果たせなかったけれど、ヤマハで都市対抗優勝を成し遂げたい」と、選手と心を一つに戦う。

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