五輪パラ日程、静岡県内開催の自転車競技もそのまま1年後にスライド 知事「準備万全期す」

 東京五輪・パラリンピック組織委が17日に発表した延期後の競技日程では、静岡県で開催される五輪の自転車競技も、全種目をそのまま1年後にスライドさせて開催されることになった。曜日に合わせたため、日付は2020年に予定されていた日程より1日前倒しになる。競技内容や会場に変更はない。

東京五輪自転車競技日程(静岡県開催分)
東京五輪自転車競技日程(静岡県開催分)

 川勝平太知事は「大会の成功に向け、新型コロナウイルス感染症に打ち勝つ『新しい生活様式』に適切に対応する。組織委、関係市町、競技団体と緊密に連携し、気持ちを新たに万全の準備を進める」とコメントした。
 県オリンピック・パラリンピック推進課によると、パラリンピック自転車競技の日程が決まり次第、広報活動を展開するほか、都市ボランティア登録者が新たな競技日程で活動できるかどうかを意向調査するという。
 延期に伴って運営の最適化を図り、7月28日に小山町の富士スピードウェイで開かれるロードの個人タイムトライアルは、種目順の男女を入れ替え、女子、男子の順に変更した。種目の表記も一部差し替え、「パシュート」を「パーシュート」、男子ケイリンの「第2ラウンド」を「準々決勝」などと変更した。

 ■笑顔で選手迎える
 高村謙二裾野市長の話 決意を新たにしている。運営支援、機運醸成、レガシー創出に向けた取り組みを着実に実施し、1年間の延期という困難を乗り越えた新たな時代にふさわしい大会となるよう努めたい。新型コロナウイルス感染症拡大は予断を許さないが、選手を笑顔で迎えられるよう明るい未来の象徴としての五輪の成功に向け準備したい。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞