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「プロ野球へ」胸に 東都大野球リーグに挑む、静岡県内精鋭4人

(2020/1/29 17:01)
187センチの大型右腕栗田=知徳高
187センチの大型右腕栗田=知徳高
4年後のプロ入りを目指す市川=常葉大橘高
4年後のプロ入りを目指す市川=常葉大橘高

 静岡県内の精鋭が今春、東都大学野球リーグに挑戦する。187センチの大型右腕栗田和斗(知徳)が駒大、最速147キロの右腕市川大晴(常葉大橘)が亜大、総合力の高い右腕石田裕太郎(静清)が中大にそれぞれ進み、4年後のプロ入りを目指す。さらに、1年夏から静清の正捕手を担った尾崎友哉も亜大で飛躍を期す。
 昨秋、プロ志望届を提出した栗田。指名漏れは悔しかったが、4年後に上位指名を目指そうと切り替えた。ドラフト後、オリックス入りした紅林(駿河総合)とも、「お互いに頑張ろう」と同じ舞台での再会を約束した。
 昨秋の東都リーグ1、2部入れ替え戦を観戦し、駒大の右腕上野の気迫あふれる投球に引き付けられた。練習にも参加し、選手が個々の課題と向き合う姿に意識の高さを感じた。「自分は制球力と変化球に磨きを掛けたい」と考えている。
 高1秋に投手に転向したばかりで伸び代は未知数。高3夏に記録した147キロの最速更新も「行けるところまで」と貪欲だ。
 昨春の県大会で最速の147キロを3度も計測した市川。だが県3位の結果に落胆し、高卒でのプロ入りを断念した。「冬にやってきたことには自信があったのに、結果はそれ以下。実力を知った」
 「プロに一番近い道」として、亜大進学を選んだ。昨年5月に練習に参加し、張り詰めた緊張感と、飛び交う声の質と量に圧倒された。ブルペンでは投手陣の変化球の切れに目を見張った。「自分にはないもの。いろんなところを盗んでいけたら」。橘、亜大OBで阪神の左腕高橋からは「入寮までを楽しんでおけよ」と“激励”されたが、覚悟は決まっている。「結果を残してプロにいく」
 石田が追い求めるのは勝てる投手。「150キロを投げる右腕はいくらでもいる。制球や切れにこだわりたい」。レベルの高い東都の打者は選球眼に優れている。大学では、ストライクゾーンで勝負できる変化球の精度を磨くつもりだ。
 静清の長田監督から打者目線の助言を受けることが多く、駆け引きの奥深さを感じるようになった。「投手が感じるいい球と打者が打ちづらい球は違う」。同じ球種でも投げ方によって違う球に見せるなど、工夫を楽しむ器用さも持ち合わせる。4年後の目標はドラフト1位、最終目標は大リーグだ。型にはまらない「オリジナルを目指す」。
 尾崎は昨年、春と秋の東都リーグ戦を神宮で観戦した。「亜大は一つ一つの徹底力、1球に対する執念が違う」と好感を持ち、トップレベルに挑む決意を固めた。強肩と強気のリードが持ち味。名前が同じ「友哉」の、西武の森のような打てる捕手を目指す。
 中学時代は愛知の名門、衣浦シニアで全国優勝を経験した。野村(山梨学院高)らかつてのチームメートが甲子園で活躍する姿に刺激された。「はい上がって、甲子園メンバーを見返したい」と意欲を燃やす。

「勝てる投手」を目指す石田=静清高
「勝てる投手」を目指す石田=静清高
大学での飛躍を期す尾崎=静清高
大学での飛躍を期す尾崎=静清高

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