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エアボクシングで夢実現 浜松の18歳男性、地元リングへ

(2019/6/14 07:42)
試合を目前に控えエアボクシングの練習に励む大橋隆助さん=11日、浜松市中区の西遠ボクシングジム
試合を目前に控えエアボクシングの練習に励む大橋隆助さん=11日、浜松市中区の西遠ボクシングジム

 けがを乗り越え、対戦式のシャドーボクシング「エアボクシング」に励む若手ボクサーがいる。西遠ボクシングジム(浜松市中区)所属の大橋隆助さん(18)=同区新津町=。2年前、頭部にけがを負い、エアボクシングに転向した。16日には同区で開催される試合に出場する。「浜松のリングに上がるのは夢の一つ。地元なので負けられない」と特別な思いで臨む。
 中学2年時にボクシングを始めた。県立浜松工業高ボクシング部に入り、インターハイ出場を目指して練習に励んだ。だが、高校2年時のインターハイの予選後、競技によるダメージの蓄積などで脳を覆う硬膜と脳の間に血がたまる硬膜下血腫と診断され、医師に「ボクシングは続けられない」と告げられた。
 高校生活の目標を失い途方に暮れる大橋さんにエアボクシングを勧めたのは、ジムのマネジャーも務める父親の識通さん(51)。「今までと違っても、もう一度ボクシングをさせてあげたかった」と振り返る。
 エアボクシングは相手に当てないようパンチを繰り出し、そのスピードや正確性、攻防技術、スタミナなどで勝敗を決める競技。部活やジムの仲間がグローブをはめて打ち合うのをうらやましく思うこともあったが、「パンチを当てず、いかにこちらが優勢に見せるかは難しく、奥が深い」とのめり込んだ。
 高校3年時にライセンスを取得して大会に出始め、現在は日本ランキング14位。卒業後は民間企業に就職し、仕事を終えた後、毎日のようにジムに通う。大橋さんは「ボクシングができなくなったとき、家族、友達、高校の先生ら多くの人が支えてくれた。新しい道で頑張っている姿を見てほしい」と意気込む。

 ■16日、ソラモで20試合
 県内外15カ所のボクシングジムに所属する選手が出場する準興行「サマーファイト」(西遠ボクシングジム主催)が16日午前11時から、浜松市中区の市ギャラリーモール・ソラモで開かれる。
 メインのエアボクシングをはじめ、ボクシングで15歳以下のキッズ、レディース、一般、プロによるエキシビションの計20試合が繰り広げられる。
 入場無料。問い合わせは午後6時半以降に西遠ボクシングジム<電053(464)6734>へ。

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