渡辺彩香「国内メジャー取る」 女子ゴルフ、シーズン再開へ目標

 女子プロゴルファーの渡辺彩香(大東建託、熱海市出身)が3月4日開幕のダイキン・オーキッド・レディース(沖縄県)で再開する国内ツアーの2020―21年シーズンに向け「4試合ある国内メジャー大会を一つ取りたい。海外メジャーに行くチャンスも出てくる」と目標を語った。現在賞金ランキング5位の27歳は、最大の武器となるドライバーショットにさらなる磨きをかける。

国内メジャー大会でタイトル獲得を目指す渡辺彩香=富嶽カントリークラブ
国内メジャー大会でタイトル獲得を目指す渡辺彩香=富嶽カントリークラブ

 昨年6月の開幕戦で5季ぶりの通算4勝目を挙げ、長い不調からの復活を印象づけた。19年途中から新コーチのもと、持ち味の右に曲がるフェードに原点回帰。「一番気持ちよくスイングできる。フェードを極めて勝負する」とうなずいた。初戦で優勝の後は予選落ちも経験したが「ショット自体は悪くなかった」と引きずらなかった。
 ドライバー飛距離は女子トップレベルの260ヤード。さらに伸ばすべく冬場には筋力アップを図り、体の柔軟性を保つメニューも取り入れた。「体調管理して思い切り振れる状態にすれば体の切れが増す」。食事のバランスや最適な摂取の仕方に細心の注意を払う。
 新型コロナウイルスの影響で合宿が組めず、冬場は函南ゴルフ倶楽部を拠点に練習。ショットの精度アップに加え、昨年苦しんだパッティングの修正に時間を割いた。オフ期間にはプロ入り後続けている県内ジュニア選手とのラウンド交流も行った。
 今年の地元初戦になる4月のヤマハレディースオープン葛城は無観客開催が決まった。「この数年は調子が悪くいいプレーが見せられなかったが、地元選手として盛り上げたい」と誓った。
 「かけ離れて厳しい状況ではあるが」とした上で東京五輪出場へ「(16年)リオデジャネイロ五輪を逃した時からずっと目標にしてきた。最後まであきらめない」と話す。こだわりの理由は埼玉栄高時代の他競技の選手が五輪で活躍する姿を見てきたからだ。「東京だけにこだわらず、次の(24年)パリ五輪も目指したい」と意欲は衰えない。

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