長谷部選手のW杯活躍に期待 浦和でコンビ、鈴木啓太さん

(2018/6/16 07:08)
歴代の日本代表の先輩の思いも背負い、自身3度目となるW杯に向けて調整する長谷部誠選手=15日、カザン(静岡新聞社特派員・岡田拓也)

 【カザン(ロシア)=静岡新聞社特派員・岡田拓也】サッカーワールドカップ(W杯)日本代表の初戦が19日に近づいた。3大会連続出場の長谷部誠選手(34)は、今回も主将としてチームを引っ張る。J1浦和レッズ時代に共にプレーした元日本代表鈴木啓太さん(36)=東海大翔洋高出=は「彼の経験は日本サッカー界の財産。万全な状態で本番を迎えてもらいたい」と期待を寄せる。
 鈴木さんは長谷部選手が浦和に入団して3年目の2004年8月のジュビロ磐田戦をよく覚えている。長谷部選手はドリブル突破から決勝点を挙げ、鈴木さんに「頼りになる存在」と感じさせた試合だった。2人は中盤でコンビを組み、06年のJ1制覇、07年アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)優勝など数々のタイトルを獲得した。
 長谷部主将は10年南アフリカ大会から常に日本代表を先導してきた。13日にロシア入りしたが、「スイッチを早く入れすぎないようにしたい」と冷静さを失わない。チームメートの様子に気を配り、コーチ陣とのパイプ役を率先する。入れ替わりの激しい代表で「全ての監督から信頼を置かれてきた。彼がいると安定感がある」と鈴木さん。自身も日本代表経験があるからこそ、長谷部選手の偉大さを実感する。
 経営者でもある鈴木さんは、「チーム全体の力に方向性をつけ、総合力を上げる存在。チーム力を1・15倍にする」と長谷部選手の統率力を高く評価する。W杯開幕直前の4月に監督交代した日本代表にとって、その存在は一層際立つ。鈴木さんはピッチ内外で奮闘する後輩の活躍を願っている。

 ■闘う集団にまとめて 川口、稲本、小野 元代表の先輩もエール
 長谷部選手と共に代表で闘った先輩も、日本の主将にエールを送る。
 長谷部選手が初めて主将マークを巻いたのは2010年南アフリカ大会。当時チーム主将を務めた川口能活選手(J3相模原、清水商高出)は「先発だけでなく、23人で闘う集団であるべき。一体感が大事」と躍進のポイントを挙げ、長谷部選手には「リーダーになり得る選手は他にもいる。分担してチームをまとめて」と助言を送る。
 南ア大会でチームメートだった稲本潤一選手(J1札幌)は「点を取るような選手ではないが、地味な選手が安定してプレーできるチームは強い」と長谷部選手の献身的なプレーを評価。浦和で共にプレーした小野伸二選手(J1札幌、清水商高出)も「何事にも順応する能力にたけていた。日本のために全力を尽くすことを当たり前にやるはず。いい結果を出してほしい」と期待する。

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