五輪・パラ県勢選手「不安」 関連大会が新型コロナで中止、延期

(2020/3/11 07:58)
東京パラリンピック出場を目指して調整する馬術の稲葉将=2月27日、静岡市の静岡乗馬クラブ

 新型コロナウイルスの感染拡大で東京五輪・パラリンピックに関連する国内外の大会が次々に中止や延期となり、県勢選手や関係者にもさまざまな混乱や誤算が生じている。終息時期を見通せず、強化計画の見直しを迫られた選手からは不安の声が相次いでいる。
 サッカーU-23(23歳以下)日本代表は今月下旬に国内で予定していた強化試合2試合が相手の意向などで中止となり、5月の強化合宿の実施も危ぶまれている。代表入りに向けてアピールを狙っていたJ1清水のDF立田悠悟は「今はエスパルスでやれることをやる」と話す。卓球は世界選手権団体戦(韓国)が6月に延期され、伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)らは五輪前に重要な試合が続く過密日程となった。
 全日本アーチェリー連盟は21、22の両日に掛川市のつま恋で東京五輪代表2次選考会を開催する方向だが、選手の導線沿いに通常の大会では設置していない規制線を用意する。選手と報道陣、一般来場者の間に距離を取ることで、接触を防ぐ狙いだ。同連盟の新海輝夫強化部長は「アスリートファースト。感染のリスクをできるだけ排除する」と強調する。
 パラリンピックでも「身動きが取れない」と嘆く関係者は多い。競泳の鈴木孝幸(ゴールドウイン、浜松市北区出身)や、ボッチャの杉村英孝(伊豆介護センター)ら県勢のメダル有力候補は代表選考会や国際試合が中止となり、強化策の見直しが必要になった。重度障害者は感染した場合に重症化しやすいとされ、選手取材を受け付けない団体もある。
 パラ馬術の代表選考レースで上位を走る稲葉将(静岡乗馬クラブ)は「状況がこれ以上悪化すれば、4月の海外試合に出場できるか分からなくなると聞いた」とし、「本番までに試合数が少なくなるのは不安」と口にする。



オリンピックフォト 写真で振り返る五輪

静岡新聞記事や掲載写真を中心に、1964年東京大会から2016年リオデジャネイロ大会までの五輪を回顧する特集です。

静岡新聞に掲載されなかった未公開写真や、当時の紙面も収録。

「東京パラリンピック」この他の記事

> 一覧

  • 静岡購読お申し込みは 0120-89-4311

スポーツ記事アクセスランキング

    スポーツ特集アクセスランキング

      • スクープ投稿

      • 静岡購読NIE

      • 静岡新聞の本

      主要カテゴリ

      カテゴリー'