「楽しむ」貫く23歳、BMX大池(島田工高出)五輪内定 「本気の遊び」で女王狙う

(2020/6/10 08:29)
自転車BMXフリースタイル・パークの東京五輪代表に内定した大池水杜=9日、岡山県(日本自転車競技連盟提供)

 島田市出身のプロライダー、大池水杜(みなと)=23歳、ビザビ、島田工高出=が9日、来夏の東京五輪自転車競技のBMXフリースタイル・パーク女子代表に内定した。「自分らしく楽しむスタイルを貫いて、ベストなパフォーマンスをしたい」。磨き上げた技で世界を魅了する。
 大池にとってBMXは「本気の遊び」だ。ジャンプしながら自転車のハンドルから両手を離すノーハンドや大技のバックフリップ(後方宙返り)を繰り出す。「制限時間内は会場の全員が自分だけに注目し、技が成功したら喜んでくれる」。大歓声を浴びる瞬間にやりがいを感じている。
 2018年のワールドカップ(W杯)フランス大会で日本勢初優勝の快挙を達成。だが、昨年は五輪代表入りへの重圧に苦しみ、W杯で一度も表彰台に上れなかった。「成績を意識しすぎて、BMXを楽しむという自分らしさを失っていた」
 今年1月、自分を見つめ直そうと一人で米国に渡った。世界ランク1位のハンナ・ロバーツ(米国)をはじめ、ランク上位の海外選手と共に練習し、刺激を受けた。
 2月にエストニアで行われた国際大会で久々に表彰台に立ち、修行の成果を示した。169センチの長身をさらに大きく見せるダイナミックなノーハンドも披露し、観客からは大きな拍手が送られた。「やっぱりこれがBMXだな」。忘れかけていた「楽しむ」ことを思い出した。
 日本女子の第一人者として、新種目で採用された東京五輪への思いは強い。新型コロナウイルスの影響で延期された大会は来夏の開催も懸念されるが、「初代女王を目指したいというこだわりがある」と揺るがない。信念を貫く23歳が、金メダルへジャンプする。



オリンピックフォト 写真で振り返る五輪

静岡新聞記事や掲載写真を中心に、1964年東京大会から2016年リオデジャネイロ大会までの五輪を回顧する特集です。

静岡新聞に掲載されなかった未公開写真や、当時の紙面も収録。

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