アーチェリー、山内(近大、浜松商高出)が地元で再始動 五輪最終選考進出、1年延期「成長のチャンス」

(2020/6/9 09:22)
大学の練習場が使えない間、地元の浜松で練習に励む山内梓=5月28日、浜松市南区の江之島アーチェリー場

 東京五輪の1年延期で2021年3月に延びたアーチェリー五輪代表の最終選考会に出場する山内梓(近大、浜松商高出)が、地元で再スタートを切った。「(選考会の延期は)成長するチャンス。波を抑えて安定感をつかみたい」とプラスに捉える。2次選考会を突破した男女各5人が進む最終選考会は、上位3人が五輪切符をつかむ。
 コロナ禍で大学の練習場が閉鎖されたため、4月初旬から実家のある浜松市で個人練習を続けてきた。5月下旬に江之島アーチェリー場が再開し、連日300~350本を精力的に撃ち込む。練習で最も注意しているのは、「セットアップ」と呼ばれる弓を構える最初の動作。「最初がずれるとだめ。同じフォームで撃つのが大切」と言い聞かせる。15日からは大学で練習を再開する予定だ。
 3月の2次選考会では女子のエース格だった杉本智美(ミキハウス、浜松商高出)らに競り勝ち、4位通過した。4月の予定だった最終選考会は1年延期され、選手の選考方法も議論になった。だが、権利維持が決まり「ほっとした」と胸をなで下ろした。
 近大入学後、シドニー五輪金メダリストの金コーチの助言を受け、フォームをゼロから見直した。高校時代から姿勢や弦の握り方など全てを変えたため、最初は点数が伸び悩んだ。だが、コーチの教えを徹底すると、次第にフォームが安定。昨年7月のユニバーシアード(イタリア)では日本代表として初の海外試合も経験し、個人8位に入った。
 女子の最終選考に残っている5人の中で一番競技歴が浅い。五輪に何人も教え子を送った近大の山田監督も「まだ海外での経験が不足している」と指摘する。山内は「五輪が延びて、練習できる時間ができた。世界的な感染で来年五輪ができるか不安もあるが、目の前の練習をやるしかない」と邪念を払う。



オリンピックフォト 写真で振り返る五輪

静岡新聞記事や掲載写真を中心に、1964年東京大会から2016年リオデジャネイロ大会までの五輪を回顧する特集です。

静岡新聞に掲載されなかった未公開写真や、当時の紙面も収録。

「東京五輪」この他の記事

> 一覧

  • 静岡購読お申し込みは 0120-89-4311

スポーツ記事アクセスランキング

    スポーツ特集アクセスランキング

      • スクープ投稿

      • 静岡購読NIE

      • 静岡新聞の本

      主要カテゴリ

      カテゴリー'