東京五輪、佐合出場に御西監督感無量「高い志、粘り強さ魅力」

(2020/3/18 07:27)
教え子の佐合尚人(左)と記念撮影する細矢真人監督=2019年9月、チリ・サンティアゴ(細矢監督提供)

 「指導者として五輪代表選手を輩出したことを誇りに思う」。空手男子の佐合尚人(27)=高栄警備保障、御殿場西高出=が組手67キロ級で東京五輪代表に決まった17日、高校時代の恩師の細矢真人監督(44)は教え子の吉報を受け感慨に浸った。
 細矢監督は佐合が中学生の頃から注目していた。都内の大会に出場していた佐合を見て、「積極的で最後まで粘って戦う気持ちの強さが魅力だった」と迷わず声を掛けた。佐合は出身の東京に多くの強豪校があるにもかかわらず、「親元を離れて寮生活で自分を鍛えたい」と御殿場西高を選んだ。当時から志が高い選手だった。
 高校時代は強い気持ちをコントロールできず、自滅して負ける試合も多かった。だが、主将を任され、精神的に成長した。細矢監督は「主将になったことで自身の弱さを見つめ直し、力を安定して出し切れるようになった」とうなずく。3年時には全国高校総体で個人組手3位に入賞するまでになった。
 2018年にスペインで行われた世界選手権。組手60キロ級で2番手だった佐合に大きな好機が訪れた。調整不足だった代表候補選手に代わって、シニアチームで初出場した。「結果を出せなかったから空手を辞める」と引退覚悟で臨み、積極的に攻めるスタイルを貫き銀メダルを獲得した。
 「五輪代表に決まって一安心した」と佐合。御殿場西高からは全競技を通じて初の五輪選手。細矢監督は「空手が五輪の競技になることと教え子を五輪に出場させることは、長年の夢だった」と喜びもひとしお。1983年に同校空手道部を立ち上げた初代監督の菊池基校長(60)も「日の丸を付けて日本武道館で戦うことに感無量。積極的に挑んでほしい」とエールを送った。



オリンピックフォト 写真で振り返る五輪

静岡新聞記事や掲載写真を中心に、1964年東京大会から2016年リオデジャネイロ大会までの五輪を回顧する特集です。

静岡新聞に掲載されなかった未公開写真や、当時の紙面も収録。

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