あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

J1清水エスパルス 19歳のGK梅田、公式戦デビューへ

 J1清水のGK梅田透吾(19)が、リーグ再開初戦となる4日の名古屋戦(アイスタ)で公式戦デビューする可能性が高まっている。2月のリーグ開幕戦でゴールマウスを守った新加入のネトヴォルピが腰痛を抱える中、下部組織出身のプロ2年目が首脳陣の評価を高めてきた。

名古屋戦での初先発の可能性が高まっている清水のGK梅田=三保グラウンド
名古屋戦での初先発の可能性が高まっている清水のGK梅田=三保グラウンド

 今季5人体制のGK陣は1月に大久保、3月に西部のベテラン勢がけがで一時離脱。梅田はリーグ中断期間中の練習試合で出場機会を重ね、「去年よりもできている」と手応えをつかむ。8歳上のネトには「自分の息子」とかわいがられるが、「技術の部分では負けたくない」と対抗意識を燃やしてレベルアップを図ってきた。
 6月13日のJ3藤枝との練習試合では主力級が出場した1本目に先発。好セーブも見せたが、90分間で2失点を喫し「まだまだ改善する点が多い。チームがやろうとしていることにフィットしていかなければいけない」と満足感はなかった。ただ、クラモフスキー監督は「しっかり成長している。非常にポテンシャルが高い」と期待を寄せる。
 クロスやハイボールの対応、セービングなどに定評があるが、本人は「僕よりうまい人はいるし、まだまだ」と謙虚な姿勢を崩さない。唯一認めるのは「感情の波がなく、落ち着いてプレーできる」という精神力。「すごく楽しみ。勝利する姿をサポーターに見せたい」と大舞台に動じることなく、プロとしての第一歩を刻むつもりだ。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ