Jヴィレッジで活動、J1清水エスパルスの金子「日常に感謝を」
(2020/3/12 09:11)
東日本大震災から9年を迎えた11日、福島県で震災を経験したJ1清水のMF金子が「サッカーができる喜びを再確認する日。日常に感謝してプレーしたい」と気持ちを新たにした。
金子は当時、福島県のJヴィレッジで活動していたサッカーの中高一貫エリート選手育成機関「JFAアカデミー福島」に所属。震災当日は通っていた中学校の卒業式だった。その後、御殿場市に拠点を移したJFAアカデミーで練習を重ね、清水入りを果たした。「その縁がなければエスパルスにいなかった」と振り返る。
Jヴィレッジは2019年に営業を再開。「またあの場所でサッカーがしたい」と特別な思いを抱く。今季は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い公式戦の延期が続く。「試合はできないが、違う形で被災地の人にメッセージを届けられたら」と力を込めた。