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浦和の勝負強さに屈す 清水エスパルス J1リーグ第18節

 主導権をつかんでいたのは清水の方だったが、浦和に少ない好機を確実に決められた。相手の勝負強さに屈し、清水は仕上げの精度の悪さという課題を目立たせた。クラモフスキー監督は「やりたいことはできていた。点をもう少しとれていれば」と肩を落とした。

清水―浦和 後半、2点目を奪われ肩を落とす清水守備陣=アイスタ日本平
清水―浦和 後半、2点目を奪われ肩を落とす清水守備陣=アイスタ日本平

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 前半21分、CKのこぼれ球を浦和の山中に豪快に蹴り込まれた。相手の前半のシュートはこの1本だった。後半も相手に隙を突かれた。パスワークのミスから高速カウンターを食らい、強力2トップに決めきられた。
 清水は3試合連続で3バックを採用。GKを含めた後方からの組み立てはスムーズで、敵陣でボールを動かす時間を長くつくり出した。ただ、ゴール前の精度を欠いた。後半はフィニッシュまで持ち込みながら、枠を外した。途中出場のティーラシンが終了間際にネットを揺らしたが、時すでに遅かった。
 クラブワーストまで伸びた7連敗を前節で止め、悪い流れをようやく断ち切った。イレブンは「次が大事」と浮上のきっかけをつかむための大切な一戦ととらえていたが、勝ち点を逃した印象は拭えない。「チャンスがありながら先に点を取れない。試合を難しくしてしまった」と立田。下位争いから抜け出すためのテーマを再び突きつけられた。

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