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清水エスパルス、前半のミス試合決める J1リーグ第14節

 清水は前半、ミスが目立ち、攻撃の形を思い通りにつくり出せなかった。終了間際、DFヴァウドは状況の打開を図ろうと前線に上がったが味方のパスはつながらず、珍しく声を上げていら立ちを隠さなかった。結果として前半の出来が試合を決めた。

清水―柏 後半45分、頭でゴールを決める清水・カルリーニョス(奥)=アイスタ日本平
清水―柏 後半45分、頭でゴールを決める清水・カルリーニョス(奥)=アイスタ日本平

 ボールを奪って少ない手数でゴールに迫る柏の勢いに押された。清水は前節の大敗から守備練習に時間を割いて臨んだものの、「前半はうまくいかなかった。一つ一つのプレーに2歩くらい遅れていた」とクラモフスキー監督。ボールの奪いどころが定まらずに相手への寄せで後れを取り、切り替えも遅く立て続けに2失点した。
 指揮官から「全体的にコンパクトにアグレッシブに」とげきを受けた後半は、相手に疲労の色が見える中で攻撃的な姿勢を前面に出した。相手を長い時間押し込み、多彩な攻め手でゴールに迫った。ただ、守備を固める相手のゴールを揺らすのは容易ではなかった。
 竹内は「後半の戦い方が自分たちのベース。次に生かしたい」と前を向く。この試合を皮切りに22日間で7試合をこなす。チームの総合力が試される中、選手を交代させながら後半に主導権を握った明るい兆しを確実に次につなげたい。

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