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中2日…動き重く守備崩壊、清水エスパルス J1リーグ第12節

 横浜Mとの激しい打ち合いを演じてから中2日。昨季王者と互角に渡り合った前節の先発10人が名を連ねた清水は疲労感が拭えず、序盤から全体的に動きが重かった。躍動感が目立ったのは横浜FCの方。相手の圧力に守備網が崩れた。

清水―横浜FC 前半44分、清水の金子(右)がシュートを決め同点に追い付く=アイスタ日本平
清水―横浜FC 前半44分、清水の金子(右)がシュートを決め同点に追い付く=アイスタ日本平

 前半の戦い方が試合の流れを決めた。横浜FCにボール支配で上回られ、前半25分に相手のフリーで放ったミドルシュートがファンソッコに当たりコースが変わって失点。44分に敵陣でのボール奪取から金子がネットを揺らしたのもつかの間、2分後に簡単にクロスを入れられ、相手FWに頭で合わされた。「もったいなかった」と金子は唇をかんだ。
 後半に入ってもカウンターから相手に右サイドを突破され、速さに振り切られて3点目を許した。クラモフスキー監督は前線の選手を次々と入れ替えて打開を図ったが、疲れの少ないはずのドゥトラやティーラシンは決定機を仕留めきれず。交代カードが存在感を示せず、終了間際に意地の2点目を挙げたのは90分間走り続けた竹内だった。
 最終ラインの要として存在感抜群のヴァウドが前半途中で足を気にするそぶりを見せて交代。その後、2点を許した。過密日程の中、クラモフスキー監督が理想とする「誰が出ても自分たちのサッカーができる」という総合力が問われる戦いが続きそうだ。

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