高校野球指導者、戸惑いの声 甲子園中止「発表待つしか」 静岡

(2020/5/16 09:14)
高校野球を巡る日本高野連と静岡県高野連の動き

 第102回全国高校野球選手権大会(8月10日開幕予定、甲子園球場)について、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて日本高野連が中止の方向で検討していることが明らかになった15日、静岡県内の指導者からは「正式な発表はない」「(決定まで)かすかな望みをつなぎたい」など、戸惑いの声が上がった。
 初出場を決めていた今春の選抜が中止になり、夏を目指している加藤学園の米山学監督は「ネットや新聞で生徒の目には入っていると思うが、正式な発表がないので何も言えない」と困惑する。授業は18日から分散登校の形で再開する予定だが、部活動の見通しはまだ立っていない。
 昨秋の県大会を制した藤枝明誠の光岡孝監督は「通常開催は無理でも、少しは可能性があるかなと思い始めていた」と明かす。15日午前、自主練習に取り組む3年生と顔を合わせ「正式に発表されるまで、やれることをやろう」と伝えた。選手の表情から複雑な思いを読み取り、「甲子園に出るためにやってきた本人たちにしか分からない感情がある。どんな言葉を並べても届かないかもしれない」と、心を悩ませた。
 昨秋の県大会で4強入りした聖隷クリストファーの上村敏正監督は「(この状況は)選手たちの責任ではないので、最悪でも県大会だけはやってほしい」と願う。ただ、自主練習の内容に個人差があり「熱中症は心配」と懸念する。校長として校内の感染防止策でも陣頭指揮を執る。18日から徐々に始める予定の各部活動も「まず体を慣らすところから始め、ミーティングや着替えの際の密を避けるように」と指示している。

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