県内高校球児も「我慢の時」 部活動限定、試行錯誤の注目選手

(2020/4/8 08:30)
紅白戦に登板し、実戦感覚を補う静岡商の左腕高田=静岡商高

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、静岡県立高の部活動は校内に限定された。高校野球では3月から対外試合を行う私学がある一方で、県立は4月に全体練習を再開したばかり。今後の情勢によっては再び活動が制限される可能性もある。静岡商の左腕高田琢登や静岡の神谷侑征、相羽寛太の二遊間コンビら最後の夏に懸ける注目選手は、我慢の時を前向きに乗り越えようと試行錯誤している。

 ■静岡商・高田、屈指の左腕課題克服へ
 4日の紅白戦でマウンドに立った静岡商の高田は初回に軽々と146キロをマーク。秋から体重を5キロ増やした左腕は、自主練習の成果を試しながら、常時140キロ超えの直球と多彩な変化球を投げ込んだ。「冬の前より指の掛かりがいい」。春の公式戦での150キロ到達と、高校日本代表候補入りに照準を定めてきた。公式戦も代表合宿も中止となり、アピールの機会は失われたが、高卒でのプロ入り以外の選択肢は考えていない。
 1日おきに2~3時間の自主練習しかできない中で課題克服に傾注した。夏の球数制限、省エネ対策を捕手対馬勇斗とともに追求してきた。練習試合は中止となり、「周囲のレベルが分からない」と不安もあるが、「夏は自分が引っ張らないと」と自身を奮い立たせている。

 ■静岡・神谷、相羽 鉄壁二遊間光を信じる
 3月3日から活動を休止していた静岡は7日に全体練習を再開した。相羽主将は「雰囲気良く練習できた。各自がやるべきことをやってきたからだと思う」と安心した様子。
 自主練習期間中は、連絡を取り合いながら練習内容を確認し合ってきた。神谷は「こういう状況だからこそ、きちんと仕上げていかないと」と自己管理の意識を高めている。昨春は地区大会初戦敗退の悔しさを味わったが夏はノーシードから頂点に。「状況は違うが(昨春と)同じような気持ち」と相羽。試練を乗り越えた先に光があると信じている。
 週末の練習試合は中止。再び活動休止となる可能性も出てきた。栗林俊輔監督は「変化に振り回されず対応しよう。我慢、不自由な時こそ成長できる」と選手に語りかけた。

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