加藤学園、選抜中止「次に向かって」 激励の電話も続々

(2020/3/13 08:10)
米山監督(左)の言葉に聞き入る加藤学園ナイン=加藤学園高

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、11日に中止が決まった第92回選抜高校野球大会(甲子園)。出場する予定だった加藤学園は12日、沼津市内の同校でミーティングを行った。米山監督はナインに「また一つのチームをつくり、次に向かっていこう」と、再出発を呼び掛けた。
 「頑張った成果を評価してもらった。それが消えることはない」と指揮官。「あの場所で試合ができなくなったことはつらく残念なこと。日がたつほど悔しさは沸いてくる」と、切り替えの難しさを強調した。その上で「もっと高い目標を持ち、応援したいと思われるチームになっていこう」と語り掛けた。
 前日は気丈にインタビューに答えた勝又主将は「信じられない、受け止められない状態だった。一人一人にとって特別な場所。目指してきたものがなくなり、何も考えられない」と今も気持ちの整理は付いていない。
 エース肥沼も「ショックだった」と前日はグラウンドから帰りのバスに移動する際に涙をこぼした。「自分たちのために練習に付き合ってくれた3年生に恩返しできず悔しい。夏に甲子園で勝つために、つらい時期を乗り越えたい」と、先輩への恩を、前に進む力に替えていた。
 ミーティングの冒頭で野球部前監督の新田事務長が、近隣住民やOBらから激励の電話や寄付が寄せられていることを報告した。「たくさんの人がみんなに頑張ってほしいと思っていることを忘れないでほしい」と、涙で声を詰まらせた。

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