選抜高校野球中止、初出場だった沼津・加藤学園「夏へ思い強く」

(2020/3/12 09:05)
米山学監督から大会中止を告げられた加藤学園ナイン=11日午後、沼津市内

 日本高野連は11日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、第92回選抜高校野球大会の中止を決めた。
 第92回選抜高校野球大会への初出場が決まっていた加藤学園(沼津市)。夢舞台への扉は目前で閉ざされた。ナインは11日、沼津市内のグラウンドで練習中に大会中止の知らせを受けた。グラウンド整備を済ませ、集合した選手たちは、米山学監督の言葉に取り乱すことなく、目を見開いて聞き入った。
 記者会見した米山監督は「どういう形であれ全て受け入れようと思っていた。生徒とともに切り替えてやるしかない」と話した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、高校スポーツの全国大会は相次いで中止に。「僕らだけ野球をやっていていいのかと言われる中、生徒は複雑な思いでやってきたと思う」。選手を気遣い、瞳を潤ませながらも「この現実を受け止める強さを、生徒にも持ってもらいたい」と語った。
 勝又友則主将は「(中止を)聞いた瞬間は正直、何も考えられなかった」。この日、身にまとったのは野球部OBで、プロ野球西武の高橋朋己投手から部員に贈られた選抜出場記念Tシャツ。「応援してくれる人に感謝の気持ちを忘れないように」としっかり前を見据え、「夏の甲子園に行きたいという思いはどの高校よりも強くなった。その思いを練習にぶつけたい」と厳しい試練に立ち向かう覚悟を言葉に込めた。

 ■頼重沼津市長 「非常に残念」
 加藤学園野球部は2月末に頼重秀一沼津市長を訪ね、センバツヘの意気込みを語ったばかり。頼重市長は「目標に向かって練習を重ねてきた生徒の気持ちを思うと、非常に残念。ただ、甲子園に出場する実力があるという誇りを胸に、これからも頑張ってほしい」と話した。

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