新型肺炎「センバツ無観客」 加藤学園ナイン前向き、気持ち新た

(2020/3/6 07:39)
練習を前に米山監督の話に耳を傾ける加藤学園ナイン=沼津市内

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、日本高野連が第92回選抜高校野球大会(19日開幕、甲子園)の無観客での実施準備を出場校に要請するとした4日の決定を受け、加藤学園ナインは5日、気持ちを新たに、沼津市内のグラウンドで約2時間の練習に励んだ。
 米山監督は選手を前に「野球ができるということはありがたいこと。やるべきことを一生懸命やろう」と呼び掛けた。勝又主将は「甲子園で野球ができることを幸せに思ってやる。取り組む姿勢、諦めない姿を見て、何かを感じてもらえたら」と話した。
 無観客の可能性に、勝又は「応援してくれる人に1勝して恩返ししたい」。主戦肥沼も「満員のお客さんの中で投げるのが夢で両親にも見せたかったけれど、甲子園でプレーすることは変わらない。全力を尽くすだけ」と冷静に受け止めた。
 寮生は4日、夕食中に会見のテレビ中継を見た。「発表があるまでごはんが進まなかった」と明かす中堅佐野は「今までは不安の中で練習してきた。ここからは集中できる」と気合十分。15日までは練習試合の自粛が求められ、実戦不足は否めない。三塁杉山は「練習も実戦も足りないけれど、このグラウンドでやっていることが(甲子園でも)できればいい」と静かに闘志を燃やした。

 ■応援団長 「離れても気持ち届ける」
 選抜の無観客試合の可能性について、加藤学園の大橋渉応援団長は「残念だけど、野球部には試合ができる可能性が残っている。応援することに変わりない。離れていても気持ちを届けられるようにしたい」と語った。
 応援団と吹奏楽部、チアリーダー部の計113人がアルプススタンドで声援を送る予定だった。新曲として沼津市が舞台のアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の2期主題歌も披露する準備を進めていたという。
 応援団顧問の森聡太郎教諭は「応援団にとっても甲子園は夢の舞台。つくってきた応援を発揮する場に立たせてあげられないのは残念だが、仕方がない」と話した。

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