高校野球「週500球以内」 静岡県内指導者は比較的冷静な反応

(2019/11/30 14:15)

 日本高野連は29日、大阪市内で理事会を開き、来春の第92回選抜大会を含む春季大会から「1人の1週間の総投球数を500球以内」とする投球数制限の実施を決めた。日本高野連と都道府県高野連が主催する公式戦が対象。500球となる打者完了までは投球が可能となる。3連戦を回避する日程を設定することも決定。3年間は試行期間とし、罰則はない。
 静岡県内の指導者の反応は比較的冷静だ。静岡の栗林監督は「夏は一発勝負なのでやりづらさはあるが、慣れていくしかない。ただ選手の気持ちも尊重したい」と受け止める。藤枝明誠の光岡監督は「今の高校生の攻撃力を考えると9回完投は難しい」と、継投を時代の流れととらえる。
 島田商の池田監督は「2、3人目をつくらないといけないのは今までも同じ。ただチームによっては力のある子に頼らざるを得ないこともある」と話す。大型化した高校生には飛びすぎる金属バットの弊害もあり、投手にだけ制限を課すことには異論もある。「飛ばないバットなら球数も減る。バットの規制が先では」と駿河総合の望月監督。加藤学園の米山監督は「われわれも選手を壊したくないが、まずは(球数制限より)日程の問題ではないか」と指摘する。
 夏の静岡大会は参加校が多い上、平日に試合ができないため夏休みに集中する。終盤は1週間で3回戦から決勝までの5試合をこなす過密日程だ。県高野連は開会式を早める、大会前半の予備日を平日にするなどの方向で検討している。渡辺理事長は「関係各所と連絡を取り、後半に日程がずれ込まない方法を考えていく」と話す。
 県高野連によると、近年の静岡大会で1週間に500球を超えた投手は、2018年準優勝の島田商・小林(準々決勝が延長十四回)、16年準優勝の袋井・稲垣、15年8強の知徳・村中(準々決勝が延長十五回引き分け再試合)、14年4強の常葉橘・木村など。

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