清水ユースV2 日本クラブユース選手権東海大会
(2020/11/9 12:52)
サッカーの日本クラブユース選手権(U―18)東海大会最終日は8日、磐田市のゆめりあ多目的グラウンドで決勝と3位決定戦を行った。清水ユースが5-1で沼津ユースを下し、2連覇した。JFAアカデミー福島は3位決定戦で名古屋ユースに0-3で敗れた。上位3チームは12月に群馬県内で開かれる全国大会の出場権を得た。
▽決勝
清水ユース 5(2―1 3―0)1 沼津ユース
▽3位決定戦
名古屋ユース 3(0―0 3―0)0 JFAアカデミー福島
■5発、鮮やか逆転勝ち
立ち上がりに先制パンチを浴び、清水ユースの目が覚めた。鋭いサイド攻撃や中央突破で沼津ユースから5得点。鮮やかな逆転勝ちだった。
「優勝にこだわっていた」というFW小塩は2得点の活躍。前半36分に相手守備陣の背後に抜け出して勝ち越し点を奪い、後半終了間際にはドリブルシュートでダメ押しした。今大会3試合で7ゴールと絶好調だ。
トップチームでも活躍するMF成岡は攻守のつなぎ役をきっちり果たし、故障離脱していたFW千葉も途中出場で1ゴール。千葉は「全国で大暴れしたい」と力を込める。
関係者によると、コロナの影響で全国大会の出場辞退を考えるクラブも出てきているが、清水ユースは現段階では参戦予定。岩下監督は「今後の状況次第だが、できれば全国舞台を経験させてあげたい」と話す。先行き不透明の中、選手には「全国を目指し、今やれることをやろう」と声を掛け続ける。
■沼津ユース一押し欠く
沼津ユースは前半6分、こぼれ球を拾った川村が左足を振り抜いて先取点を奪ったが、後が続かず。清水ユースに逆転された後も追い付く好機はあったが、ポストに嫌われるなど一押しを欠いた。
強敵の磐田ユースと名古屋ユースを連破して決勝まで勝ち上がってきた。ユース創設3年目で初めて出場する全国に向け、チームは仕切り直しを図る。吉田監督は「自分たちの力がどこまで通用するか試したい」と話し、川村は「楽しみ。挑戦者の気持ちを忘れず戦う」と強調した。