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J2磐田の中野、東京V戦へ意欲 ゴールに執着、大久保を意識

 J2ジュビロ磐田の中野誠也(25)が、元日本代表FW大久保嘉人(38)の前で成長した姿を見せつけようと意気込んでいる。2日にホームで対戦する東京Vには、昨季まで磐田に所属した大久保が所属する。調子を上げてきたベテランに負けじとゴールを狙い、チームの勝利への貢献を誓う。

東京V戦で2試合ぶりゴールが期待される磐田の中野=ヤマハ大久保グラウンド
東京V戦で2試合ぶりゴールが期待される磐田の中野=ヤマハ大久保グラウンド

 期限付き移籍していたJ2岡山で昨年10月に左ひざ前十字靱帯(じんたい)を損傷した中野。今季、磐田に戻ってきたが、リハビリのためチーム練習への合流が遅れた。7月19日の北九州戦で復帰ゴールを挙げ、その後は出場時間を限定しながら11試合3得点と復調。「(練習や試合で)味方の動きのタイミングを感じながら、突き詰めていきたい」とさらに連係を磨く。
 中野がプロ1年目だった2018年6月、J1最多得点を誇る大久保がJ1川崎から磐田に電撃移籍してきた。経験豊富な実力者の加入で出場機会は激減。中野は出番を求め、19年5月から岡山に移った。
 大久保が磐田在籍時に一緒にピッチに立ったのは2試合だけ。だが、中野には強烈な印象が残っている。「大久保さんの(ボールを)止める、蹴るの技術も素晴らしかったが、なによりもすごかったのは味方への要求」。試合中でも納得いかないパスを出した選手に声を荒らげるなど、一流選手のゴールへの執着心を感じた。
 「うまさでは大久保さんにかなわない。目指すというより、いいところを吸収しながら、(大久保が)奪ったゴール数に少しでも近づきたい」と中野。点取り屋の心構えを受け継ぎ、飛躍につなげる。

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