2度目J2、ジュビロ磐田落日「責任どこに」 再建への道厳しく

(2019/12/1 06:08)
ジュビロ磐田のJ2降格に悔しそうな表情を見せるサポーターたち=30日午後、磐田市のヤマハスタジアム

 サッカーJリーグ1部(J1)ジュビロ磐田の2度目のJ2降格が30日、決まった。かつて3度の年間王者に輝き、アジアの頂点にも立った名門は、長い低迷から抜け出せず、初の降格が決定した2013年以来の落日をヤマハスタジアムで迎えた。
 ホーム最終戦のセレモニー。「必ず1年でJ1に戻ってくる。後押ししてほしい」。小野勝社長のあいさつはサポーターのブーイングにかき消された。
 クラブの強化方針の迷走が招いた必然の結果だった。磐田は16位に終わった昨季、10年ぶりに復活したJ1参入プレーオフで辛うじて生き残った。昨季終了後、2014年9月から指揮を執る名波浩氏は辞任を示唆したが、「高いところを目指している監督。(ジュビロの)レジェンドでもあり、ずっと推すつもりだった」(小野社長)とクラブは曖昧な理由で引き留めた。
 大幅な戦力補強もなく継続路線で臨んだ今季は、開幕から5試合勝ちなし。決定力不足という昨季からの課題が好転する気配は見えず、名波元監督は6月30日の川崎フロンターレ戦後に辞任した。
 慌ててヘッドコーチから鈴木秀人氏を監督に昇格させたが、体調不良で退任し、暫定の小林稔氏を含め、8月に就任したフベロ氏と1年で監督4人の異常事態。夏の補強も効果的とはいえなかった。
 磐田サポーターは「強化の責任はどこにあるのか」と横断幕で追及した。「勝ち点41を獲得した監督を代える理由はない」と昨季終了後、結果的に失敗の方向に導いた服部年宏強化本部長はこの日、報道陣の前に姿を見せなかった。フベロ監督の去就についても小野社長は「これから強化部としっかり話し合って考える」と話すにとどめた。明確な総括がなければ、2年を要した前回以上にJ1復帰には厳しい道のりが待ち受ける。

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