〔長泉町〕V6ならず 終盤に逆転許す
(2013/12/1 08:39)
5年間頂点に立ち続けた長泉町が、ついにその座を明け渡した。前回よりわずか2秒遅い2時間18分20秒の記録で2位。岩田監督は「小山町の力が勝った。選手はそれぞれの力を出し切った」と選手をねぎらった。
女子で先行し逃げ切りを狙う戦略が成功したかに見えた8、9区。8区の田中(長泉北中2年)が積極的な走りで先行する小山町との差を56秒から31秒に縮めた。「小山町を強く意識した」という9区の三浦(山梨学院大付高1年)は、同校の監督から指示された1キロ3分15秒ペースで快走。中間点すぎで小山町を捉え、36秒の差をつけた。
男子も粘りを見せたが、終盤で再び逆転を許した。小山町から12秒遅れでたすきを受けたアンカーの山川(冨士乳業)は、後半に仕掛ける展開を思い描いたが「前半で離されてしまった」と力の差を認めた。
9区の区間新を記録した三浦は「6連覇を目指してきたので悔しい」と喜びと悔しさが入り交じった表情を見せた。岩田監督は「出られなかった選手も含めてチーム内で競争し、個人の能力を高めて優勝を取り戻したい」と雪辱を誓った。