〔焼津市〕「願いかなった」 初出場の池谷選手
(2013/12/1 08:20)
「故郷のために走るという願いがかなった」。前回から順位を五つ上げ、市の部17位の焼津市は、初出場の池谷寛之選手(38)=新電元工業=が、仲間の声援を背に受けながらゴールに飛び込んだ。
高校まで焼津で過ごし、大学卒業後、関東の実業団チームへ。焼津市チームに何度か誘われたが、実業団の選手時代は都合がつかなかったという。
埼玉県在住で、大会当日がチームメートとの初顔合わせ。「気持ちは充実していたが、体がついてこず初めて会う仲間をハラハラさせてしまった」と苦笑い。でも「陸上の楽しさを教えてもらった恩師や古い仲間の前で走ることができて良かった」と話し、「故郷に貢献するチャンスをもらった。実業団の経験をチームの若い世代に伝えていきたい」と次の目標を語った。