〔牧之原市〕過去最高13位と健闘 練習や合宿で一体感
(2013/12/1 08:20)
過去に最下位も経験した牧之原市が、チーム過去最高の13位まで順位を上げた。練習や合宿でチームの一体感を高めたことが好結果につながり、選手やスタッフは来年以降のさらなる飛躍を誓った。
最近3大会は順位こそ19位だったが、総合タイムは伸びる傾向にあった。「過去最高の布陣」(飯田賢悟監督)で臨んだ本大会は4区の大石由美子選手(43)=日機装=と、チームの精神的支柱の5区増田真也選手(18)=島田高3年=のリレーで21位から15位に浮上し、チームは勢い付いた。
後半も9区野ケ本敦子選手(15)=相良中3年=が14位、10区高塚湧也選手(16)=藤枝明誠高2年=が13位まで追い上げ、総合タイムは目標通りの2時間21分台を出した。
2007年に選手として市の部最下位のどん底を経験した大石佳伸コーチは、「寄せ集めでまとまりがなかった」という当時の反省に立ったチームづくりに心を砕いた。合宿では飯田監督自らが駐車場案内やライン引きなどの雑用もこなした。野ケ本選手は「監督やコーチが支えてくれた」と感謝する。
選手団は約60人の大所帯で、小中学生も充実。大石コーチは「いい結果を出して地域を盛り上げようという思いが強い選手が増えた」と手応えを話す。